Googleは最新スマートフォンPixel 6aをまもなく発売しますが、Pixelスマートフォンの人気は急激に落ち込んでおり、ユーザーの36%が他のメーカーへの乗り換えを検討しているとの調査データが出ています。
TradingPlatforms社のアナリストによると、Googleの最新スマホは大半のレビューが肯定的だったわりにユーザー体験でライバルに追いつくことに苦労しているとのこと。また、初期のPixelスマホは人気を集めていたものの、もはや今はそうではないそうです。
Pixel 6と6 Proは2021年秋に発売され、新しいデザインやGoogle独自のTensorチップを採用し、最初のうちは最高のAndroid端末の1つになると期待を集めていました。が、実際に使ってみればバグだらけ。ディスプレイがちらつく、修正アップデートでWi-Fiに接続できなくなる 、充電速度が遅い、DACが作動しないなど問題が山積みでした。
それらの多くは解決していますが、画面内指紋センサーの認証が遅いことはアップデートでもあまり改善されていません。それは高速な超音波式ではなく、古い光学式を採用しているためと考えられています。そのため廉価モデルのPixel 6aでは違うセンサーが使われており、実際に反応が良くなっているらしいことが確認されています。
Googleは2022年2月にPixel 6のおかげで第4四半期の売上記録を更新したと発表し、5月にはPixel 6シリーズがPixel 5やPixel 4よりも売れたと述べていました。それだけ発売直後の売れ行きが好調だったとすれば、期待と現実の落差にガッカリした人の割合も多かったのかもしれません。
実際、5月にはPixel 6が携帯ショップでの売れ行きが芳しくなく、売上を伸ばすために営業担当者にキックバックを出しているとの噂が報じられたこともあります。
これらが本当かどうかはわかりませんが、スマートフォンもユーザーからの信頼が最も大切であることは間違いないはず。Googleは品質管理を強化し、バグを出さず、出てしまった分はすぐに対応することで、信頼を取り戻すよう期待したいところです。
Source:TradingPlatforms
via:PhoneArena