ツイッター社は、Twitterが音声チャットサービス「スペース(Spaces)」から短い会話を切り抜いて(クリップ)シェアできる機能を、iOSおよびAndroidアプリで展開することを発表しました。
このスペースとは、ツイッター上で音声を使ったリアルタイムの会話ができる機能です。もともとはコロナ禍の巣ごもりで広まったClubhouseに対抗して打ち出されたものでしたが、スマートフォンだけでなくデスクトップ(PC)でも使えるようにしたり、ボイスチェンジャーを追加したりと充実に努めており、今ではすっかり定着した印象があります。
今後は会話が交わされたライブスペース(部屋)にいた人であれば、誰もがツイッター上でシェア可能な音声クリップを作ることができ、その場にいなかった人たちにもトークの面白い部分を聞いてもらえるようになります。
testing went well, we’re rolling out clipping to everyone on iOS and Android ✂️ web on the way! pic.twitter.com/KEKaZvjNqJ
— Spaces (@TwitterSpaces) July 20, 2022
この機能は3月に一部ユーザーを対象にテストが始まっていましたが、ようやく一般に公開されるかっこうです。その当時はスペースの主催者だけがクリップを作れましたが、正式版ではリスナーとして聞いていただけの人でも作成し、ツイッター上で共有できます。7月21日現在では、iOSとAndroid向け公式アプリのユーザーに限られていますが、ゆくゆくはウェブ版(デスクトップPCでブラウザ経由している)人にも提供される予定だそうです。
ツイッターはスペースの録音について少しずつ機能を追加しており、もともと一部のユーザーに限られていたのが、今年初めには全ユーザーが録音可能となりました。ただし、録音が再生できるのはスペースが終了してから30日間のみとなっています。
逆にいえばツイッターの運営側も、すべてのスペースを録音しています。さらに規約違反が判明した場合は最大120日間保存されることになり、「この場かぎりの話」や「暴言を言いっぱなし」は通用しないことは注意しておきたいところです。
Source:Spaces(Twitter)
via:MacRumors