中国DJIはシネマ撮影を想定した小型ドローン「Avata」を海外発表しました。
現在の映画産業では、「シネフープ(CineWhoop)」と呼ばれる小型ドローンが利用されています。これはプロペラにガードをつけた小型ドローンに「GoPro」などのアクションカメラを搭載し、自由で迫力ある視点を実現するというもの。DJIのAvataは、このシネフープスタイルの撮影を可能にするものです。
Avataではホバリングやレーサーのような加速、狭い場所でのズームイン/アウトをしながらの動画撮影が可能です。本体には4800万画素・1/1.7インチセンサーの手ブレ補正対応広角カメラを搭載。4K/60fpsや2.7K/50、60、100、120fpsでの撮影が可能です。飛行時間は最大18分間で、内部には20GBの内部ストレージを搭載しています。
Avataは既存のコントローラー「DJI FPV Remote Controller 2」とFPVゴーグル「DJI FPV Goggles V2」だけでなく、新型FPVゴーグル「DJI Goggles 2」とも組み合わせて利用できます。DJI Goggles 2は、前モデルよりも鮮明なマイクロ有機ELディスプレイを搭載。新型コントローラー「DJI Motion Controller」は、片手で複雑な飛行操作を行うことができます。
DJI Avataは海外にて販売が開始されており、ドローン単体では629ドル(約8万6000円)、DJI Goggles 2とDJI Motion Controllerとのセットでは1,388ドル(約19万円)となっています。
Source: Engadget