デジタル
デジタル周辺機器
2022/4/6 9:15

グーグル親会社、ダラスにて商用ドローン配達をスタートへ

米グーグルの親会社となるアルファベット傘下のウィングは、米ダラスにて4月7日からドローンによる商品の配達を開始すると発表しました。

 

↑画像引用元:The Verge

 

ドローンによる商品の配達はアメリカ各地で実証実験がすすめられており、ウィングやフェデックス、UPSなどがドローン配達の実現にむけてFAAの認証を取得。またアマゾンも、2016年にイギリスにて初のドローン配達を実施しています。

 

アルファベットによるドローン配達では、4つのローターを本体に備えたドローンの一種の「クアッドコプター」を利用。このドローンは垂直離着陸だけでなく固定翼機としても運用でき、また商品を投下する際には着陸する必要がなく、ロープによって商品を地面に近づけ、自動で落下させます。

 

ドローン配達では参加店舗の隣に小さな運送用コンテナを配置し、オンラインにて注文がおこなわれると、店員がドローンに装着された段ボール箱に商品を入れます。その後、Wingのドローン運用チームが遠隔操作によって、注文者の自宅に商品を届けるのです。

 

今回のドローン配達プログラムはダラス郊外のフリスコとリトルエルムにて、数万世帯を対象に実施される予定です。参加する店舗としては、薬局や食料雑貨品チェーンのウォルグリーン、ブルーベル・クリーマリーズ、イージーベット、テキサスヘルスなどがあげられています。

 

ウィングはこれまで、アメリカやフィンランド、オーストラリアにて合計20万件以上のドローン配達を実施してきました。今回のダラスにおけるドローン配達の開始に関して、ウィングのCEOは「我が社と英国における重要なマイルストーンだ」と述べています。今後は日本を含め、商用でのドローン配達がさらに世界で広まることとなりそうです。

 

Image: The Verge

Source: The Verge