Logitech Gが、クラウドゲーミング用携帯ゲーム機「Logitech G Cloud Gaming Handheld」を正式に発表しました。すでに米国のAmazonでは販売が始まっており、希望小売価格は349.99ドル(約5万500円※)ですが、現在は期間限定で299.99ドル(約4万3300円。記事執筆時点では品切れ中)で予約受付中。発売は10月18日とされています。
※1ドル=約144.5円で換算(2022年9月22日現在)
このゲーム機は、8月にLogitechが開発中と表明していたもの。中国のゲーム大手Tencent Gamesと協力して、2022年中に発売すると予告されていました。
そのスペックやデザインは、以前リークされた内容とほぼ同じです。画面は7インチで解像度は1080p(1920×1080)、リフレッシュレートは60Hzのタッチスクリーン。アナログスティック2本や十字キーを含むコントローラーを内蔵し、触覚フィードバックやジャイロスコープ、ボタン設定の変更にも対応するなど、ゲーム専用機に求められる操作系は一通り備えられました。
Logitech G Cloud Gaming Handheld is up for pre-order on Amazon https://t.co/7g0NMjR1o9 #ad
$399.99, releases Oct 18 pic.twitter.com/JUt8LJHg5z
— Lbabinz ?? (@Lbabinz) September 21, 2022
プロセッサーにはSnapdragon 720Gを採用し、4GBのLPDDR4x RAMと64GBのストレージを搭載。microSDスロットもあります。1回の充電で最大12時間は動作し、USB-Cケーブルで約2.5時間でフル充電できるとのこと。
本体の重量は約463gで、ジョイコン取り付け時のNintendo Switch(約398g)とSteam Deck(約669g)の中間といったところでしょう。ステレオスピーカーとステレオマイクを内蔵し、エコーキャンセリングとノイズ抑制の機能もあり。さらにBluetooth 5.1やUSB-Cヘッドホンにも対応するほか、3.5mmヘッドホン端子も用意され、サウンド周りは充実している印象です。
その核心となるクラウドゲーミングとしては、マイクロソフトの「Xbox Cloud Gaming」とNVIDIAの「GeForce Now」に対応。 Steam Linkアプリを使ってPCから、あるいはXboxアプリ経由でXboxコンソールからのリモートプレイも可能です。
また、Logitechによると、ユーザーがGoogle Playストアからアプリをダウンロードできるそう。そのため、おそらく Google Stadiaや Amazon Lunaなど他社のクラウドゲーミングアプリのほか、SNSアプリやAndroid用ゲーム、YouTubeやNetflixなど動画ストリーミングも利用できると思われます。
さほど高めのスペックとは言えませんが、ゲーム画面を外部サーバーから転送するクラウドゲーミングではデバイス側に高い性能は必要なく、プレイに差し支えはないはず。価格もSteam Deckよりは抑え目で、日本での発売も期待したいところです。
Source:Engadget