アップルは10月11日未明に、watchOS 9.0.2を配信開始しました。今回のアップデートは一部のApple Watchでマイクが機能しなくなる不具合や、Spotifyのオーディオストリーミングが中断される症状など、多くのバグが修正されているとのことです。
まずマイクに関しては、10月初めに一部ユーザーから報告されていました。周囲の騒音を測る「ノイズ」アプリのほか、Siriやボイスメモ、手洗い検出などマイクを使うシステム機能が動かなくなるというものです。
Spotifyについては、9月のwatchOS 9配信直後に音楽ストリーミングが機能しなくなるとして、Spotify自らがアップデートしないように呼びかけていると伝えられていました。
またAssistiveTouch(片手のジェスチャーだけで操作できるモード)を使っているとアラームが削除された後もスヌーズアラームの通知が続く問題や、Walletやフィットネスデータの同期に関するバグも修正されているそうです。
Apple Watchのアップデートは、iPhoneのWatchアプリを開き、「一般」から「ソフトウェア・アップデート」を選ぶことで実行できます。なお、watchOS 9はApple Watch Series 4以降が必須であり、Series 3以前は対象外となっています。
watchOS 9.0.2の公式リリースノートは次の通りです。
このアップデートにはApple Watch用の改善とバグ修正が含まれます。
- Spotifyでのストリーミング中にオーディオが中断してしまう問題
- AssistiveTouchを使用している場合に、アラームを削除しても引き続きアラームのスヌーズ通知が届く問題
- 新規にペアリングしたApple Watchの“ウォレット”と“フィットネス”のデータの同期が不完全な問題
- Apple Watch Series 8およびApple Watch Ultraの一部のユーザでマイクの音が途切れる問題
Source:Apple