最近PlayStation専用ソフトは次々とPCに移植されており、つい最近も「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」や「Marvel’s Spider-Man Remastered」などが登場したばかりです。
そんななか、PlayStationを代表するタイトル『グランツーリスモ7』(以下、「GT7」)について、GTシリーズの生みの親である山内一典氏は、PCへの移植を検討するかを問われ「はい、そう考えています」と回答しています。
ただ、ポリフォニー・デジタル代表取締役の山内氏は、「GT7」をPC向けに展開するのは簡単なことではないと主張。「グランツーリスモは非常に細かく調整されたタイトルです」「4K/60p(4K解像度で秒間60コマ)でネイティブにゲームを動かせるプラットフォームは多くないので、それを可能にするためにプラットフォームを絞り込むのも1つの方法です」とのこと。
そして最後に「あまり簡単なテーマではありませんが、もちろん調査はしていますし、検討もしています(looking into it and considering it)」と締めくくっています。
ソニーは2020年に発表した年次報告書で、で『Horizon Zero Dawn』の PC版発売を受けて、「ファーストパーティタイトルのPCプラットフォーム向けのIP展開を強化すると述べていました。
そして2021年初め、PlayStation事業トップのジム・ライアン氏は、PCに「あらゆる種類のゲーム」を提供すると確認していました。すなわちPlayStationのIP(ゲーム)をより多くのユーザーに遊んでもらえることと、移植作業が楽になったことから、より多くのPC向けゲームを作るのは会社にとって「かなり単純な決断」だと語っていたのです。
今でも入手が難しいPS5がなくても、PCでGTシリーズをプレイできれば、歓迎するドライブゲーム好きも多いはず。しかし、「プラットフォームを絞り込む」可能性も挙げられていることから、かなり高価なゲーミングPCが必要となるかもしれません。