Twitterは23日(米現地時間)、有料プラン「Twitter Blue」の加入者は60分の動画をアップロード可能になったと発表しました。イーロン・マスクCEOが約束していたことが、実行に移されたかっこうです。
「Twitter Blue」の公式ヘルプページが更新され、今後はWebから60分の動画を解像度1080p、ファイルサイズ2GBまでアップロードできることが明らかにされました。これまでBlue加入者は10分間の動画を解像度1080p、ファイルサイズ512MBに制限されていましたが、大幅に拡大されました。
なおモバイルアプリ(iOSおよびAndroid)からは、従来通り10分間、解像度1080p、ファイルサイズ512MBまでの制約は、そのまま適用されます。
また「視聴者のインターネット接続の速度と安定性に基づいてストリーミング中にオリジナル動画の解像度およびビットレートを変更するなど、異なるメディアに適応させるために変更を加えることがあります」とのこと。要するに観ている人のネット回線が遅ければ、動的に画質を落とすこともあり得るわけです。
さらに公式ヘルプページでは「Twitter Blueに加入していなくても、どのプラットフォームでも4分以内の動画をアップロードできます」とも述べられています。今後、無料ユーザーがアップロードできる動画の長さも2分20秒から4分へと延長されるようです。
もっとも長時間の動画アップロードを許すなら、海賊版の投稿が増えることも予想されます。たとえば映画やテレビ番組の全エピソードを投稿する人も現れるかもしれませんが、Twitter側で素早く取り締まるよう注意する必要があるはず。
しかし、つい先月もTwitterの著作権管理システムがうまく働かなくなり、映画を丸ごとアップロードされる事態が相次いでいました。大量リストラのために人手不足のなか、「愚かな後任」を見つけるまではトップに留まるマスク氏がどのような対策を講じるのか、見守りたいところです。
Source:Twitter
via:TechCrunch