2023年に登場することが期待されている「iPhone 15 Pro(仮称)」で、高速メモリーの「LPDDR5X」が採用されなくなったとリークアカウントのShrimpAppleProが報じました。その導入は2026年の「iPhone 16(仮称)」に先送りされそうです。
iPhone 15 Proに関するこれまでの報道では、USB-C端子の採用やカメラ性能のアップグレード、チタンフレームの採用、物理ボタンの廃止などが噂されていました。また、搭載プロセッサ「A17 Bionic」には、最先端の製造プロセス「3nm」が採用されるようです。
現行モデルの「iPhone 14」では、「LPDDR5」という規格のメモリーが搭載されていますが、ShrimpAppleProによれば、2023年のiPhone 15でも引き続きLPDDR5規格のメモリが採用されるとのこと。また、iPhone 15の「A17 Bionic」にはTSMCの3nmプロセスこと「N3B」が利用されますが、iPhone 16の「A18 Bionic」はより進化した3nmプロセスで製造されるそうです。さらに、iPhone 15 ProではRAM容量が6GBから8GBに増量されることにより、バックグラウンドで動作するアプリのマルチタスク性能の向上が期待できるとのこと。
一方、iPhone 16がLPDDR5Xを採用することで、バッテリーの駆動時間の延長が実現する可能性があるとされています。
というわけで、残念ながら先送りされそうなiPhone 15でのLPDDR5Xの採用。しかし、プロセッサの性能向上やRAM容量の増加によって、十分な性能向上が見込めるというAppleの判断があったのかもしれません。
Source: MacRumors