「中村 優の走って試して優言実行」
突然ですが私、走るタレント中村優、3月に3年4か月ぶりにフルマラソンを走って参りました。久々のフルマラソンでしたので、どうせ走るなら記録に残したい! そしてせっかくなら最新機器で撮影したい! それならば本連載「中村 優の走って試して優言実行」で皆さんにご紹介したい! ということで、GoPro「HERO11 Black」を走って試して優言実行!!
HERO8 BlackとHERO11 Blackの違いは断然!
ちなみに私が今まで使っていたのは「HERO8 Black」(2019年10月登場)。Youtubeの撮影中心にランニングの撮影ではもう3年も使っているので、信頼をしております。3世代前のモデルですが、HERO11 Black(2022年9月登場)への買い替えも多いとのことで、私が使っていたHERO8 Blackとの違いをまとめます。
3世代前からともなると機能もなかなかの大躍進なのは当然なのですが、わかりやすく変わった点は…。
【変わった点1】自撮りがしやすくなった
【変わった点2】タッチ操作がよりスムーズに
【変わった点3】バッテリー容量大幅増
本体サイズが少し大きくなり、重さも126gから154gと、28g重くなりましたが、その分バッテリーの容量が増えたことの方がありがたいです。
今までフルマラソンの撮影(トータル撮影時間1時間以内)をする時はバッテリーを2回交換していたのですが、今回の名古屋ウィメンズマラソンでは1回バッテリーを交換しただけで、それでもまだまだ余力がありました。感覚的な比較ではありますが、とにかくバッテリーの持ちは圧倒的に良くなったのを実感できました。
名古屋ウィメンズマラソンでは、HERO11 Black片手に、29回目のフルマラソンを完走しました。
【変わった点4】低温下のバッテリー性能アップ
低温環境下でのカメラ性能も大きく向上しました。2月に雪山登山でHERO11 Blackを使用した際も、低温でバッテリーの減りが早かったり急に落ちたりすることなく、スムーズに使うことができました。
HERO11 Blackで撮影した「中村の優チューブ!〜厳冬期の硫黄岳登山〜」チェックしてみてください!
HERO8 BlackとHERO11 Blackのバッテリーは互換性がなく、HERO9 Black以降のモデルからはHERO11 Blackと互換性があります。3世代も経つと本当にいろいろと進化していて、買い替えが進むのも頷けます! HERO9以前のモデルを持っている人は買い替えをおすすめします!
HERO10 Black→HERO11 Blackからの主な進化ポイント
なお、私は所有していませんが、前モデル HERO10 Blackからの進化点が気になる方も多いはず。簡単にまとめてみました。
■8bitカラーから10bitカラーに!
10bitカラーを選択できるようになり、より鮮やかに、よりなめらかに色彩を表現できるようになりました。ちなみに8bitの色数は約1667万。10bitの色数はなんと約10億7374万!桁違いすぎてピンとこないほどに色数が増えるのです。私はデフォルトで10bitにしました。
■水平ロック機能搭載
今までの水平ロック機能は45度まででしたが、HERO11 Blackではカメラを360度回転しても映像を水平に維持できるようになりました。つまり、水平ロックした状態でGoProをさかさまに持って撮影しても、録画上は変わりません。すごいです。
■最新のHyperView
HERO11専用デジタルレンズは、新型イメージセンサーを駆使してアスペクト比8:7の映像を撮影することができます。これはSNSにアップするときにすごく便利で、SNSの縦長動画でもYoutubeなどの横長動画でも、4K画質で切り出すことができます。1つの動画でどこへでもシェアしやすくなりました。
■最大8倍のスローモーション
高画質2.7Kのビデオは最大で8倍までのスローモーションが可能に。より高解像度の4Kでも4倍スローモーションが可能になりました。
動画で解説!優が感動した2大ポイント
過去モデルと比較したときのHERO11 Blackの魅力について語ってきましたが、ここから実際に撮影して驚いた点をレポート。大きく3つあって…。
【感動ポイント1&2】「8:7」の画角が便利すぎる&手ブレ補正も優秀!
HERO11 Blackは、カメラ内ビデオブレ補正機能HyperSmooth 4.0がよりレベルアップし、HyperSmooth 5.0に進化しています。「オン」「オフ」「ブースト」に加えて、新しく「AutoBoost」が追加されました。自動ブーストをオンにすると、動きやスピードに基づいてブレ補正のレベルを自動で判断し、ランニングはもちろん、サイクリング、スキーなど激しく揺れる状況でも非常に滑らかな映像を撮影できます。
実際にHERO11 Blackの新機能を堪能すべく、4k 8:7 60fps レンズ;W(広角)Hypersmoothオンで撮影を試してみました。アスペクト比8:7の動画が撮れるモードで撮影すると、1回の撮影でSNSの縦長の動画とYoutubeの横長の動画を撮影できます。今回は、撮影した一つの動画を、私のInstagramのリール動画(縦画面)と、YouTube(横画面)両方にアップしてみようと思います!
■Instagramリール動画
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■Youtube動画
複数SNSやってる身からすると、各SNS用に撮影しなくて良いのでとても便利ですね。
この時は1km6分ペースで走って撮影しましたが、歩きながら撮っているシーンと走りながら撮っているシーンに差がないくらい揺れが抑えられています。Hypersmooth5.0はいわゆる手ブレ軽減機能ですが、「AutoBoost」「ブースト」「オン」「オフ」の4つから選べます。
ゆっくり走るくらいの揺れだと、「オン」だけでもスムーズな動画が撮れます。「ブースト」にすると画面が少し小さくなりますが、激しく走っても揺れがほぼ無く、滑らかな映像が撮れます。
HERO11 Blackからの新機能「Auto Boost」はブレを自動判断するモードで、「ブースト」ほど画角が狭くならず、かつ強力な手ブレ補正をしてくれます。速いスピードで走るときやトレイルランニングなど激しい動きのスポーツを撮影するときは、基本「Auto Boost」にしておけばよいと思います。
【感動ポイント3】ナイトエフェクトモードの新モードが楽しい!
HERO11 Blackから、新しいナイトエフェクトモードが3つ追加されました。星の光跡を撮影できる「スタートレイル」。光の軌跡で文字やイラストが描ける「ライトペインティング」夜間の車のヘッドライトなどを利用して光跡を撮影する「ライトトレイル」です。
今回は、「ライトペインティング」で遊んでみたいと思います。最も手軽にできるスマートフォンのライトを使ってやってみました。暗い場所で「ライトペインティング」モードで録画を開始したら、光の軌道をイメージしながらスマホを動かすだけ。文字を書く場合は反転してしまうので、裏文字で書きます。
ライトペインティング初級、といった感じの出来ではありますが、こだわればもっと面白いアート作品ができそうです。楽しいので、ぜひチャレンジしてみてください!
表現の幅がより広がって進化し続けるGoPro
HERO11 Blackには、GoPro最大の広角ショットを実現するMaxレンズモジュラー、音声や照明機材としてのメディアモジュラー、ライトモジュラーなど、より動画の質を上げたい人のためのクリエーションツールも充実しています。アクティブなシーンはもちろん、よりアーティスティックな動画やVlogなど日常に寄り添った動画など、HERO11 Blackで表現の幅がどんどん広がりそうでワクワクしますね!
私はランニングのほかにも、登山もゴルフもします。もっと日常も撮れたらいいなと思っているので、クリエーションツールを増設しながら、GoProライフ楽しみたいと思います! そしてYouTubeの更新頻度を少しでも上げられるよう頑張ります!
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