食洗機は、タイパ性能はもちろん洗浄力もメリット。手洗いでは使用できない高温の熱湯や高濃度の洗剤、さらに高圧水流によって、パワフルに汚れを落とすことができる。また、手洗いに比べると節水効果も優秀。今回は、家の新築やリフォームのタイミングなら、オススメの「ビルトイン式」タイプを紹介する。
※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです
【私が解説します】
家電プロレビュアー・石井和美さん
戸建てのテストスペース「家電ラボ」を運営し、レビュー実績が豊富。自宅ではパナソニックの分岐水栓式を愛用する。
食器や汚れの量に応じて最適な洗剤量を自動投入
パナソニック
K9 Plusシリーズ
39万1600円
業界初(※)の「液体洗剤自動投入」機能を搭載。「おまかせ」コースで運転する場合は、独自のセンシング技術により食器の量や汚れを判別、食洗機専用の液体洗剤を自動投入して最適な洗浄を行う。「ナノイーX」搭載により、庫内に保管している食器の清潔性も向上。
※国内市場ビルトイン食器洗い乾燥機において。市販の食器洗い機専用液体洗剤が使用可能。ただし、高粘度の洗剤は、液体洗剤自動投入では使用できない
標準収納容量(食器点数):48点
標準使用水量:約9.0l
運転音(50/60Hz):約38/約40dB
ドアタイプ:スライドオープン
【石井‘s Check】
自動投入機能で省手間になってうれしい
「液体洗剤自動投入機能は、洗剤を自動計量してくれるので、多すぎ・少なすぎの心配が無用。『スタート』にタッチしてドアを閉めるだけで、乾燥まで終わるのでとてもラクです。『ナノイーX』効果で、庫内のニオイも抑制できます」
66lの大容量を誇る取り替えタイプの食洗機
リンナイ
フロントオープン食洗機 RSWシリーズ
22万8030円〜
キッチンはそのままに、食洗機だけ交換可能な取り替えタイプ。幅45㎝ながら66ℓの大容量で、フライパンもいっしょに洗える。フロントオープンで、上下2つのカゴを別々にスライドできるため、あとから食器を追加する場合も収納がラクだ。
標準収納容量(食器点数):56点
標準使用水量:66l
運転音(50/60Hz):44dB
ドアタイプ:フロントオープン
【石井‘s Check】
開放的な構造だから食器の出し入れがしやすい
「国産メーカーでは珍しいフロントオープンタイプ。開放的な構造なので、食器の出し入れがしやすく、食器をセットするのに手間がかかりません。食器を一旦セットしたのち、さらに追加で食器を入れるときもラクです」
ドイツのプレミアム家電ブランドのフルスペックモデル
ミーレ
G 7964 C SCVi
85万8000円
同社専用洗剤の自動投入システム「AutoDos」や、アプリから操作可能な「Miele@ho
me」など革新的な機能が満載。バスケットのデザインは、お椀も入れやすいアジア仕様に変更した。大きさや形状の異なる食器や箸を効率良く収納でき、理想的な洗浄を実現。幅45㎝のモデルも展開する。
標準収納容量(食器点数):72点
標準使用水量:8.9ℓ
運転音(標準プログラム):42dB
ドアタイプ:フロントオープン
【石井‘s Check】
大容量かつパワフルなので大家族にオススメ
「フロントオープンタイプで、カゴにセットしやすく、大量の食器を収納できます。パワフルな洗浄力ですが、音はとても静か。静音性を求めている人にぴったりです。高価ですが、耐久性も高く長年使えます」