「中村 優の走って試して優言実行」
どうも、走るタレント中村優です。2024年も楽しく走っていろいろな製品をレポートしていきたいと思います。今回は、昨年末に発表したアンダーアーマーの新ランニングシューズ「UAベロシティ エリート2」の発表会に行ってまいりましたので、実走レビューを含めてお伝えさせていただきます。
走るほどに加速する「UAベロシティ エリート2」の特徴
UAベロシティ エリート2は、前モデル「UAフローベロシティ エリート」から大幅なアップデートしており、2023年12月27日に世界に先駆けて日本先行発売しています。
通気性と柔軟性を備えたテープと刺繍が施された「WARPアッパー」は、強い反発に対しても水平と垂直のテープラインが足元をシートベルトのようにしっかりと固定。前モデルからプレートの配置を前傾にセッティングすることにより、着地からの推進力をより前方向に改善しています。
ソール部は、異なる特性を持つ2層のクッションフォーム(軽量で柔らかくも優れた弾力性を持つPEBAXフォーム×アウトソールのラバーを取り除いたFLOWソール)に、業界で最も硬度かつ純度位の高いフルレングスのカーボンファイバープレートを挟んだ「FLOW MIDSOLEシステム」に。ほかには、ソール幅を広げることによりエナジーリターンと着地からの蹴り出しのガイダンスを最大化。アウトソールのラバーを取り除いたUAフローフォームが軽量化と自然な接地感を実現しています。
発表会では、昨年11月のつくばマラソンでサブ3を達成されたばかりのハリー杉山さんが登壇。1km3分45秒〜3分30秒でUAベロシティ エリート2の走り心地を体感され、「圧倒的爆発力がある」とその反発力に驚かれていました。
「UAフローベロシティ エリート」からの進化!
UAフローベロシティ エリートは、2022年のニューヨークシティマラソンでシャロン・ロケディ選手が履いて初優勝を果たしたシューズ。もっと勝つため、もっと速く走るために、ロケディ選手にフォーカスして開発を進め誕生したのが、UAベロシティ エリート2というわけです。
ちなみに前モデルUAフローベロシティ エリートの片足重量約212g(27cm)に対して、最新のUAベロシティ エリート2(27cm)は約240gと増量しています。軽さを求めるのではなく、質量を増やしてでも反発性の高いPEBAXフォームを増量することで、アンダーアーマー史上最大の反発力を実現したのですね。
ゆるゆるファンランナーが「UAベロシティ エリート2」で走ってみた!
フルマラソンは5時間くらいかけてゆっくり走るのが好きな私には縁がないUAベロシティ エリート2、と思っていたのですが、商品発表会に参加してシューズの性能に俄然興味が湧きました。スピードが必要な時、ポイント練習するときに取り入れてもいいかもしれない……と理由をつけて、私もUAベロシティ エリート2の反発を体験してみました!
まず見た目が格好良い! 赤が映える! そしてゆるゆるファンランナーには怯んでしまいそうなくらい速そうに見える……! 足入れした感想は、土踏まずから踵にかけてはフラットで安定していて、前足部はボールの上に乗っているかのように弾力を感じました。つま先にかけてソールがクイっと上がっているので、歩くだけでも前に進む力が大きく働くのがよくわかります。
普段走る時は1km5分30秒〜6分くらいで走るのが気持ちいいと感じるのですが、UAベロシティ エリート2を履くからには! と、サブ3ペースを意識して、短い距離ですが1km4分切るくらいのペースで走ってみました。
カーボンプレートの配置が前傾にセッティングされている効果なのか、着地のエネルギーが反発してバイーンと前に押し出される感じ。どんどん脚が回転して、「確かにこれはスピードが出るのも納得」。蹴っているつもりはないのに思い切り地面を蹴り上げてるかのように進む! アンダーアーマー史上最大の反発を謳うだけあります。
ただ私の走力だと1km4分ペースはほぼ全速力に等しいので、残念ながら1kmも持たず。仕方なく1km4分45秒くらいに落とし、それも2〜3kmで限界がきたので1km5分台まで落として走りましたが、この反発をしっかり味わって慣らしてからだと1km5分台ペースでも気持ちよく走れることがわかりました。
ちなみに私の感覚だと、体感1km5分30秒ペースで走って、実際は1km5分10秒くらいまでスピードが出ていたので、より速く走りたい! という人にはサブ3レベルでなくても使えるシューズなのではないかなと思います。 私もリレーマラソンやポイント練習などスピードが必要な時に、UAベロシティ エリート2を活用してみます。
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