2016年も残すところあとわずか。思い返せば、家電製品に力を入れるGetNavi webでは、数多くの家電をいち早く紹介してきました。なかでも人気だったのが、「濃厚レビュアー」として知られる家電ライター、倉本 春さんの記事。倉本さんは、とある記事で「2.2万いいね」を獲得するなど、その内容の濃さには定評があります。さて、そんな倉本さん、今年は本サイトで50本弱の記事を執筆してきましたが、本当のところ、彼女が実際に使ってみて良かったのは何なのか? という点が気になりませんか? というわけで今回は、2016年にGetNavi webでレビューしたアイテムのなかで、彼女が特に気に入った家電をランキング形式で発表したいと思います!
第5位
髪の毛が吹っ飛ぶレベルの風圧がクセになる!
ダイソン
Dyson Supersonic ヘアードライヤー
実売価格4万8600円
最初はダイソンのSupersonicヘアドライヤー。この製品、見た目もかっこいいうえ、なんといっても気に入ったのはその風量です。最大風量にすると、髪の毛が吹っ飛ぶレベルの強い風。このため、ノズルを頭に近づけると、髪をかきわけて、風が地肌に直接当たり、これがなんとも気持ち良い! 髪の量が多い筆者は、髪が乾いたと思っても地肌が湿っていることがあったのですが、Supersonicを使用中、このような失敗は皆無でした。
また風量が強いので、乾く時間が短いのも忙しい筆者には便利! しかも、風圧で水を飛ばすようにして髪を乾かせるので、熱風を使わなくても髪があっという間に乾きます。髪は熱に弱いともいわれているので、低温ですぐ乾くのは非常にありがたいですね。
第4位
冷却装置を内蔵! 家庭用アイスクリームメーカーの革命だ!
ハイアール
アイスデリ(フリージング・クッカー) JL-ICM700A
実売価格1万9800円
アイスクリームメーカーは、アイス好きなら一度は購入を考えたことがあるのではないでしょうか? もちろん家電ライターである筆者も、数年前にアイスクリームメーカーを購入しました。しかし、実は今発売されている家庭用アイスクリームメーカーのほとんどが「予冷式」。つまり、事前に冷凍庫でボウルを数時間冷やしておく必要があり、これが面倒でほぼ使わずに終わってしまいました。
ところが、ハイアールの「アイスデリ」は、「ペルチェ素子」を使って素材を冷やすペルチェ式の冷却装置を内蔵。なんと本体に「冷やす」機能を搭載している画期的な製品なのです。正直、これは家庭用アイスクリームメーカーの革命だと感じました! また、本機でバニラアイスを作ったら、まるで牧場で食べる高級アイスクリームのような濃厚な味に。かぼちゃやアボカドを使ったアレンジレシピも楽しめましたし、シャーベットや冷たいカフェラテを作るのもカンタン。大満足のレビューとなりました!
第3位
「デカい」と言ってスミマセン! 除湿のパワーは過去最高!
パナソニック
ハイブリッド方式除湿乾燥機 F-YHMX120
実売価格5万2558円
実は本製品、編集部から「レビューしませんか?」と言われて我が家に来た初見の感想は「大きくて邪魔」でした。正直、リビングで衣類を部屋干しするときしか使用しないのに、なぜここまで大きい家電を置かねばいかんのだ……と感じたくらいです。ですが、一度使用したらそのパワーに驚愕。今までエアコンの下で半日かかって乾燥していたニットが、2時間ほどでカラッと乾燥! いままで「家電ライター」として複数の衣類乾燥除湿器を使用してきましたが、パワーは歴代随一でした。梅雨時期なら5時間ほどで3.2Lのタンクが満水になりますよ!
もう一つ気に入ったのが湿気を自動的にチェックする機能。衣類が乾くとオフになるので経済的ですし、乾燥後に衣類を放置して衣類が部屋の湿気を吸ってしまったら、自動的に再乾燥してくれるんです。花粉症で部屋干ししかできないズボラ主婦には本当にありがたい製品でした!
第2位
煙が「出ない」は本当だった! レビュー後に即買い!
イワタニ
カセットガス スモークレス焼肉グリル 「やきまる」 CB-SLG-1
実売価格6990円
「やきまる」は、カセットガスタイプの焼肉グリル。この製品の最大の特徴は「スモークレス」という名前にあるように「煙が出ない」ことです。使用する前までは「煙が『少ない』製品なんだろうな」と考えていたのですが、実際に我が家で試したところ本当に煙が「出ない」! どれだけ肉を焼いても無煙で家族一同驚きました。
カセットガス式なので、もちろんコードレス。ホットプレートの場合、「家族で調理中に子供が足を引っかけて危険」ということがありますが、そんな問題もありません。コンセントの位置を気にしないでいいのはもちろん、庭やベランダでだって焼肉が楽しめてしまいます。そして、本体横からは炎が見えるのですが、単純に炎で焼いた肉はおいしく感じられますね。食事は「目で味わう」という言葉があるくらいですから、こういった演出も大事だと感じます。結局、本機を大いに気に入ってしまった筆者は、レビュー後に即買いしてしまいました!
第1位
真の意味で放っておけて待望の大容量モデルも登場!!
シャープ
ヘルシオ ホットクック
KN-HT99A(1.6Lモデル・実売価格4万470円)
KN-HT24B(2.4Lモデル・実売価格6万6290円)
ホットクックは、材料を入れるだけで自動調理してくれる電気無水調理鍋。実は筆者、このホットクックのヘビーユーザーで、いまでは本機のない生活など考えられません! もちろん、いままでもガスコンロなどで調理する無水調理鍋はありましたが、本機は電気式なのがポイント。無水鍋にありがちな焦げ付きによる失敗がないうえ、食材を腐らせることなく12時間までの長時間予約ができます。
とはいえ、最近は電気圧力鍋など、予約可能な電気式鍋はいろいろ発売されています。そのなかでもホットクックがスゴイのは無水調理でおいしいことと混ぜる機能があること。多くの電気鍋は味を均一にするために途中で蓋を開けて材料を混ぜる必要があるのですが、ホットクックは混ぜる機能があるおかげで真の意味で「放っておけば調理できる」調理器具といえます。材料を入れて出来上がり時間を指定すれば、あとは放置すればOK。忙しい人ほど重宝すると思いますよ。あと、同じ食材を使っても、なぜかホットクックの料理は数段おいしい! また、従来の1.6Lは容量不足が指摘されてきましたが、2016年の12月には2.4Lの待望の大容量モデルも登場。というわけで、今年の1位は文句なしでホットクックに決定です!