日立アプリが「今日なに作ろう?」から解放!キッチン家電の真価を引き出す「考えない献立作り」を体験してきた

ink_pen 2025/8/13
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日立アプリが「今日なに作ろう?」から解放!キッチン家電の真価を引き出す「考えない献立作り」を体験してきた
倉本 春
くらもとはる
倉本 春

テクニカル・フリーランスライターとして、家電製品の紹介と解説を中心に執筆。PC誌編集経験を生かし、テクニカル面からの製品紹介を得意とするほか、カフェのオーナーシェフの経験を生かした調理家電の使いこなし術やレシピ提案も得意とする。

毎日の料理作りのなかでも「献立決め」が負担という家庭は多いはず。なかには、料理を作るよりも献立を決めるほうが面倒、という声も聞かれます。

そんな中、日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立)は、同社の家事サポートアプリ「ハピネスアップ」に「ぱっとレシピけいかく」機能を追加。同社のコネクテッド冷蔵庫や電子レンジと連携することで、冷蔵庫内の食材から1週間分の献立を組み立て、調理のサポートまでできるようになりました。とはいえ、この機能は実際どれくらい便利なのでしょうか? 今回、日立の体験会にてこの「考えなくてよい献立作り」を体験してきました。

↑「ぱっとレシピけいかく」はコネクテッド冷蔵庫や電子レンジと連携することで、献立作りや調理がより手軽になります。

日立の家電がなくても使える自動献立作成機能

「ぱっとレシピけいかく」機能を搭載したアプリ「ハピネスアップ」は、日立の家電ユーザー向けのアプリ。ただし、この自動献立作成機能については日立の家電を持っていなくても利用できます。ユーザーは、家にある食材や使いたい食材をアプリから選ぶだけ。するとアプリが、自動的に「最大1週間分の夕食レシピ」を、1日1品ずつ提案してくれます。筆者も実際に献立作成を体験してみましたが、一週間分のレシピが10秒ほどで完成。「カロリー少な目、タンパク質多め」といった傾向も設定できるので、ダイエット中の人にも便利そうです。

↑家にある食材を選ぶだけで最大一週間分のレシピを考案。
↑気に入らない料理がある場合は何度でもやり直しができます。
↑塩分控えめ、低糖質の料理など、料理の傾向も自分で選択可能です。

食材を把握する冷蔵庫と、調理を行うレンジを連携させることも

献立作りをサポートする「ぱっとレシピけいかく」は単体でも使えますが、日立のコネクテッド家電と連携させることで、献立選びがより手軽になります。たとえば、本来「ぱっとレシピけいかく」ではまず自宅にある食材を選択する必要がありますが、「冷蔵庫カメラ」と連携すれば食材を自動登録させることもできるのです。

冷蔵庫カメラとは、その名の通り冷蔵庫に搭載したカメラのこと。日立の一部の上位モデルに搭載しており、冷蔵庫のドアを開けるたびに庫内の状態を撮影してクラウドに画像をアップロードします。この画像をチェックすることで、スマートフォンからいつでも庫内の様子が確認できます。スーパーでの買い物中でも「いま冷蔵庫になにがあるか」がわかるという製品です。

↑写真は5月に発売されたばかりの冷蔵庫カメラ搭載の新モデル「まんなか冷凍 GXCCタイプ」。670Lと大容量ながら奥行き65.4cmというスリムさが特徴です。
↑本体上部に飛び出たカメラ。
↑冷蔵室や野菜室、冷凍室が開かれるたびに庫内を撮影してクラウドにアップロードします。

実はこの冷蔵庫カメラ、在庫を確認するだけではなく、撮影した画像から「食材検出」し、冷蔵庫内の食材をリスト化することができます。今回の「ぱっとレシピけいかく」は、このリストをもとに「今家にある食材で1週間分の献立を提案」が可能。つまり、家にある食材をわざわざ入力せずとも、庫内の食材で献立を組み立ててくれるのです。

↑ハピネスアップと連携可能な日立の冷蔵庫用アプリ「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」では食材をひとつひとつ自動的に抽出して在庫のリスト化をサポート。ただし、写真の食材に名前を付けるのは手動入力が必要。ここは今後の進化が待たれます。
↑「ぱっとレシピけいかく」では、選んだ献立に必要な食材を「買い物メモ」としてリスト化する機能もあります。冷蔵庫と連携すれば、家にある食材を青色で表示します。

調理の「迷い」もなくしてくれる、電子レンジとの連携

「ぱっとレシピけいかく」で選ぶ料理のレシピには、日立の過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフの「クッキングメニューレシピ」が使われています。そのため、もちろん対応するオーブンレンジがあれば連携も可能です。ヘルシーシェフのアプリと連携することで、アプリから料理のレシピがチェックできるほか、料理に最適なオーブンレンジの設定を本体に送信することもできます。

体験会では、6月に発売した新製品「過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-W1D」を使った実演も行われました。ヘルシーシェフ上位モデルは従来からレンジやオーブン、過熱水蒸気、グリル調理を複合的に利用し、材料を自動的に「イイ感じ」に調理するという「熱風旨み焼き」機能を搭載。新製品はこの熱風旨み焼きメニューに従来の「肉・魚」以外に「野菜」メニューが追加されました。体験会では、新機能である熱風旨み焼き(野菜)を使った料理の試食体験もできました。

↑「過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-W1D」。
↑アプリの「送信」ボタンを押すことで、レンジ本体にメニューを登録。いちいち本体からメニューを選ぶ必要がありません。
↑今回から「熱風旨み焼き(野菜)」が追加されました。
↑熱風旨み焼き(野菜)機能で調理した野菜。試食をしてみると、すべての野菜にしっかり歯ざわりは残っているのに、中心まで火が通っていました。

食材の確認から調理まで。すべてがつながるスマート体験

便利なはずの高機能家電も、機能が多く、設定や操作が複雑で「使いこなせない」と感じることは意外と多いものです。冷蔵庫カメラと連動した最新便利機能や、300近いメニューが利用できる最新オーブンレンジも、うまく使いこなせなければ生活が便利にはなりません。その点、「ぱっとレシピけいかく」は、冷蔵庫の在庫から献立を提案できるうえ、レシピはワンタッチでレンジへ送信してくれるのが便利。自分であれこれ考えなくても、家電の持つ機能を自然に引き出して活用できる足掛かりになると感じました。

↑「ハピネスアップ」は家電の不具合発生を通知したり、修理依頼もできる「家電の救急アラート」も搭載。さまざまな角度から家電と生活をサポートします。

今回の体験では家電を連携させることによる手軽さを体感できましたが、冷蔵庫もレンジもすぐに買い替えるのは難しい家庭も多いはず。そんなとき、まずはアプリだけで使える「ぱっとレシピけいかく」の献立提案機能を試してみるのもオススメです。スマホひとつで「今日何作ろう?」の悩みから解放される……まずはその手軽さをぜひ体感してほしいと思います。

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

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