エアコンで一番カビる場所は“ファン”だった!シャープが仕込んだ対抗策とは?最新エアコン「Rシリーズ」発表

ink_pen 2026/1/28
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エアコンで一番カビる場所は“ファン”だった!シャープが仕込んだ対抗策とは?最新エアコン「Rシリーズ」発表
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↑シャープの家庭用エアコン「プラズマクラスターエアコン」2026年モデル

シャープは1月27日、家庭用エアコン「プラズマクラスターエアコン」の新モデル「Rシリーズ」8機種を発表しました。エアコン内部のカビ対策を大幅に強化したほか、家庭用エアコンとして初めて生成AIサービスに対応するなど、日常の使いやすさを高める機能が多数盛り込まれています。エアコンの“掃除”、“内部の汚れ”、“省エネ性能”に関心が高まる中、生活者のニーズに応えるアップデートが特徴です。

エアコンの“カビ問題”に新コーティングで対応

今回のRシリーズの注目のアップデートポイントは、業界初の「防カビカラッとファン」の採用です。真菌類研究の権威である県立広島大学の森永力名誉教授監修のもと、エアコン内部で特にカビが多く発生するのはファン部分であることを解明。

新製品の記者発表会に登壇した、森永名誉教授は「カビは10万種以上。日本酒や味噌の麹のように良い作用を持つカビばかりではなく、食品の腐敗や植物病原菌など悪性のカビも存在する。エアコンに潜む主なカビはクラドスポリウム属の真菌。栄養素となる水分とホコリを抑制することが増殖を防ぐことにつながる」と解説した。

そこで、新モデルでは、ファンに「超親水ナノコーティング」を施し、水分を薄く広げて乾燥しやすい状態を保つことで、カビの発生を抑える仕組みを採用。ファンは、これまでのエアコン掃除では手が届きにくく、ユーザーが対処しづらい部分でしたが、コーティングに加えて、シャープ独自のイオン発生技術「プラズマクラスター」による内部洗浄、「カビパトロール」機能によってエアコン内部のカビに対策することで、エアコン送風に含まれるカビを99.0%以上削減する効果が確認されており、「エアコンのカビ臭が気になる」「内部の汚れが心配」というユーザーにとって大きな改善点となりそうです。

↑新製品発表会に登壇した、県立広島大学の森永力名誉教授
↑エアコン内部で特にカビが発生する場所はファン。特に清潔性が必要な部分である
↑左半分が防カビカラッとファンを施した部分。未コーティングの従来ファンと比較して断然汚れが少ない
↑従来ファン(左)と新モデルで採用されたファンのカビの増殖状態の比較

エアコンの適用床畳数に合わせて、2通りの室内機のサイズを展開

経済産業省が定める「省エネ法(トップランナー制度)」に基づき、2027年度以降に発売される家庭用の壁掛け式エアコンは、新省エネ基準(APF)が大幅に引き上げられ、2027年度を目標とする基準値が求められています。そこで、Rシリーズの新モデルでは、全機種で基準を達成しましたが、性能を上げるために熱交換器を大きくする必要があり、室内機の本体サイズが大型化しました。

しかし、寝室など、小部屋での使用に適したモデル(AY-U25RS/U22RS)では、本体のサイズを変え、奥行と高さを抑えたコンパクトサイズに設計。新省エネ基準を満たしながらも、2.5kW~2.2kWクラスにおいて、業界最小の高さ249mmを実現しています。

↑新省エネ基準を達成するために、暖房目安8畳用以上のモデルの室内機(下)は熱交換器の面積を広くしたことで本体サイズが大型化。これまで共通だった室内機を6畳以下のモデル(上)とは別の筐体にした
↑大部屋向けモデル(右)と小部屋向けモデル(左)の室内機の比較

家庭用エアコンに初採用! 生成AIで“使いこなし”をサポート

家庭用エアコンとして初めて生成AIに対応した点も特徴です。専用アプリ「COCORO HOME」と連携することで、エアコンのお手入れ方法やおすすめ設定、省エネ運転のコツといった質問に対して、情報やノウハウを生成AIによる自然言語で解説してくれます。

エアコンの機能が増える一方で、「説明書を読むのが面倒」「設定が複雑」という声も多く、AIが“使いこなしの壁”を下げてくれる存在になりそうです。

↑専用アプリ「COCORO HOME」。チャット感覚でエアコンに関する質問に答えてくれる

“マルハナバチ”の羽根の断面形状を模倣したファンの採用により、送風効率を向上

その他、大空間向けモデルの室内機のファンには、新たに「マルハナバチの羽根」の断面形状を応用した「ネイチャーテクノロジー」を採用。マルハナバチの羽根の断面は、先端が丸く平坦な形状をしており、羽根の周りの凹凸部分に渦を発生させることで、摩擦抵抗をなくし、空気の流れをなめらかにしています。今回、この羽根の形状をファンに応用することで、渦の発生箇所を制御し、安定した空気の流れを実現。送風効率を、同社の従来ファン搭載時と比べて、約4%向上させて省エネ性を高めています。

↑マルハナバチの羽根の断面形状を応用したファンの形状と効果の解説図

発売日は、小型モデル2機種(AY-U25RS/AY-U22RS)が2026年2月26日、その他の6機種が3月12日の予定。カビ対策の根本に踏み込んだ技術革新と、生成AIによるサポート機能の強化により、Rシリーズは清潔性や使いやすさを重視する家庭にとって、注目すべき選択肢となりそうです。

プラズマクラスターエアコン Rシリーズ 2026年モデル製品ラインアップ

形 名畳数の目安市場想定価格(税込み)発売日
暖房冷房
AY-U71RL219~2320~3036万円前後2026年 3月12日
AY-U63RL216~2017~2634万円前後
AY-U56RL215~1815~2332万円前後
AY-U40RL211~1411~1730万円前後
AY-U36RL9~1210~1529万円前後
AY-U28RL8~108~1228万円前後
AY-U25RS6~87~1027万円前後2026年 2月26日
AY-U22RS6~76~926万円前後

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