1本目:1960年代の「NIKKOR-S Auto 35mm F2.8」
「NIKKOR-S Auto 35mm F2.8」は、フォーカスリングも金属に滑り止めが施され塗装されただけの武骨なデザインの広角レンズ。広角といっても35mmなので、28mm世代の我々からすれば標準レンズの感覚です。最短撮影距離は30cm、フィルター径は52mmと標準的で使いやすくなっています。古いレンズなので、もし見つかれば1万円以下で入手可能。現代のカリッとしてシャープなニッコールレンズと比較して、このレンズはややフワッとした甘口の描写が魅力です。
【作例】