広い所を広く、狭い所も広く撮れるワイドアングル
スナップには広角レンズがよく似合います。風景のより広い範囲を切り取りたい、狭い所は広く見せたい。そんな想いが広角レンズを選ばせます。その反面、被写体に思い切って近付かないと、テーマが背景に埋もれてしまうことも。広い範囲が写るので画面が散漫になりやすく、せっかく広角で撮影したのにPC画面でトリミングして使う。これでは広角レンズの意味がありませんね。
プロの物撮りなら周囲を広めに撮ってトリミングして使うこともありますが、スナップショットはなるべくノートリミングで。そのためには撮影時に画面の四隅まで神経を配って構図を決める必要があります。それだけではなく、一瞬のシャッターチャンスにも反応しなければなりません。インパクトのある被写体なら背景に負けずに目立ってくれるはずです。
最後に小平さんが最近テーマにしている木の写真と、私のホームグランドの吉祥寺で撮ったスナップをご覧下さい。
【作例】
これからの涼しい季節は、ぜひ広角レンズをつけたカメラを持って、身近な風景を撮ってみてはいかがでしょうか。レンズを通して見ることで、見慣れた景色のなかにも新たな発見があると思いますよ。
【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】
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