モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、ポータブルオーディオの動画レビューが人気の、ららまろさんにインタビューを実施。いま愛用しているオーディオ機器のなかから、特に気に入っている3製品についてたっぷりと語ってもらった。
※こちらの記事は「GetNavi」 2020年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
YouTube ららまろ ちゃんねる
イヤホン・ヘッドホンや、デジタルガジェット系のレビュー動画を中心に投稿。チャンネル開設からまだ4年半ほどだが、登録者数は約4万3400人に到達。視聴者は10~20代の若い世代が中心だ。
★注目カテゴリのランキングを発表
「ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン」など、注目度の高いカテゴリでベストバイランキングを発表する動画が人気。購入を検討中の人には参考になること間違いナシ!
★忌憚のないレビューで信頼度◎
イヤホンを中心に、話題の新製品をいち早く試用してこってりとレビュー。良いことだけでなく、悪いと感じたことは隠さず正直にレビューするスタイルで、視聴者からの信頼を獲得している。
★変わり種アイテムも試してみる!
100円ショップで売られている激安オーディオ機器など、ちょっと変わり種のアイテムもとにかく試してみる! レビューを見れば、意外と侮れない実力ということに気づかされるかも!?
★デジタルガジェットも守備範囲
動画でレビューするのはオーディオ機器が中心だが、それのみにあらず。ポータブルプロジェクターや2 in 1ノートPCなど、ららまろさんの守備範囲はデジタルガジェット全般に及ぶ。
【使って良かったモノ01】音質やデザインだけでなく、使い勝手も超一流でした
完全ワイヤレスイヤホン
ゼンハイザー
MOMENTUM True Wireless 2
実売価格3万9930円
アクティブノイズキャンセリング機能を新搭載した第2世代。あらゆるジャンルの音楽で原音を忠実に再現し、バランスが取れた美しいハーモニーを奏でる。連続再生はイヤホンのみで最大7時間。
使って良かったワケ
ゼンハイザーならではの音質やデザインが注目されている製品ですが、実際に試してみると、その使い勝手の良さに驚くはず。
発売から何度もアップデートされていて、そのたびに機能が改善されています。例えば、ペアリングした複数のデバイスから、接続する機器をアプリで選べるのがストレスフリー。PCでのリモート会議に使ったあと、スマホに接続して外出、がシームレスで行えます。
当初はノイズキャンセリングをオンにするとこもった音質になってしまっていたのですが、それもアップデートで改善されました。
完全ワイヤレスとしてはかなり高価ですが、買って間違いない逸品。“安物買いの銭失い”するくらいなら、絶対にコレを選ぶべきです!
【使って良かったモノ02】体験したことのない感動の着け心地を味わえました
イヤーピース
AZLA
SednaEarfit XELASTEC
実売価格2980円(全6サイズ中3サイズが各1ペア)
高品質な熱可塑性エラストマー素材を採用した交換用イヤーピース。人の体温で軟化し、吸い付くような極上のフィット感を実現する。独特のストレート形状により、イヤホンのポテンシャルを引き出す。
使って良かったワケ
一般的にイヤーピースはシリコン製が多いのですが、本製品は熱で柔らかくなる素材を使っているのがポイント。これにより、どんな形状の耳穴にもピッタリとフィットし、快適な密着感を得られます。これまでにはない感動の着け心地を味わえました。
耳穴を密閉することで、低音の質感が高くなったり、音の輪郭がくっきりと明瞭になったりという音質面のメリットもあります。
視聴者の方からも、これまで「耳が痛くなる」とか「フィットするものがない」というお悩みが数多く寄せられていました。耳の形は一人ひとり違うのでなかなか良いアドバイスをしてあげられなかったのですが、ようやくオススメできる製品が出てきてうれしいです。
【使って良かったモノ03】高級DAPでストリーミングを聴いたら圧巻の音でした
携帯音楽プレーヤー
アステル&ケルン
A&ultima SP1000M
実売価格24万9980円
旭化成エレクトロニクスの高性能DAC「AK4497EQ」をデュアル搭載。PCM384kHz/32bit、DSD11.2MHzのハイレゾ再生に対応する。USB Type-Cをサポートし、急速充電や高速データ転送も可能だ。
使って良かったワケ
セールで購入しましたが、それでも20万円以上もした高価なプレーヤー。ハイスペックなハイレゾ音源もネイティブ再生できる高性能モデルですが、私は本機で主に「サブスクリプションサービス」を楽しんでいます。
意外と知らない人が多いのですが、アステル&ケルンの携帯音楽プレーヤーは「Open APP Service」機能を使ってSpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスの音楽を聴けます。「そんな使い方はもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、スマホで聴くのとは音質が段違い。使い勝手も上々なので、手放せなくなりました。ちなみに私は音楽サービスだけでなくYouTubeの動画も本機で楽しんでいます。
【ららまろのこだわり】オーディオの専門用語は噛み砕いて具体的に説明
動画の視聴者は若い世代の方が多いので、あまり高価すぎる製品は避けます。コスパの高さに加えて、そのアイテムにしかない機能や特徴をしっかりわかってもらえるようなレビューを心がけています。専門用語をできるだけ噛み砕いて具体的に説明するのもポイントです。
【いま気になっているモノ】
ゼンハイザー
HD 820
実売価格24万2230円
新型コロナウイルス感染拡大の影響であまり外出できない生活が続いているので、自宅でより良い音をじっくりと楽しめるアイテムも欲しいと思うようになりました。このHD 820は試聴したことがありますが、とにかく空間表現が豊か。密閉型なので音漏れしないのも魅力です。