お弁当を作っていると度々直面する“お弁当箱のスキマ埋め問題”。ご飯を詰め、メインとサブのおかずを入れても埋まらない、このお弁当箱の片隅に何を入れようか…と忙しい朝に頭を抱えている人も多いのでは?
こうした時に私が頼ってしまうのがプチトマトや一口サイズのゼリーなどの品。しかし、あまりにも登場頻度が多いので、作る方も食べる方も飽きてしまうんですよね。何か代わりになるスキマ埋めおかずがないかなと探していたら…。ありました!!!
簡単にできて作り置き可能なスキマ埋めおかずを、今回は『毎日ラクする つくりおき弁当』(tami・おがわひろこ・yocco・yuna・著/学研プラス・刊)からご紹介します。
実際に作ってみた
“用意しておくと便利なすきま埋めおかず”として紹介されていた中から「かぼちゃボール」というおかずを実際に作ってみることにしました。
●材料と作り方(作りやすい分量)
かぼちゃ1/4個は適当な大きさに切り、ところどころ皮をむく。
電子レンジで加熱して柔らかくしてマッシュし、塩少々、バター、はちみつ各小さじ1~2を加えて混ぜ、好みの大きさに丸める。(『毎日ラクする つくりおき弁当』から引用)
火を使わないで作れる手軽さは、ズボラな者としてはうれしい限りです。かぼちゃの量にもよると思いますが、今回電子レンジで3分ほどの加熱でホックホクの柔らかかぼちゃが出来上がりました。
ちなみに、このかぼちゃボールは冷凍保存が可能ということなので多めに作ってストックしておくと、いざという時に便利ですね。そして肝心のお味ですが、バターとはちみつが入っているのでコクがあって程よく甘く、おかずというより食後のスイーツとして楽しめそうです。
本著には、このかぼちゃボールと同じ要領で紫いもを使用して作る「紫いもボール」も紹介されていたので、紫いもが手に入ったらこちらもぜひ作ってみたいです。
この、かぼちゃと紫いもの2種類のボールがあれば、スキマを埋めてくれるだけでなくお弁当の彩りもかなりアップするので「お弁当の色味がいつも一緒…」と悩んでいる方にもオススメのおかずです。
この他にも、簡単スキマ埋め食材としてピックアップされていたのが「ちくわ」。きゅうりにチーズに梅干しなど、好みの食材を穴に詰めるだけで簡単に一品出来上がるので常備しておくと重宝しそうです。
この春からは、お弁当のスキマを制して見た目も味も楽しめるお弁当を作ってみては?
(文:凧家キクエ)
【参考文献】
毎日ラクする つくりおき弁当
著者:tami(著) おがわひろこ(著) yocco(著) yuna(著)
出版社:学研プラス
作り置きおかずを120%活用したお弁当写真を毎日アップしている人気インスタグラマーによるレシピ集。どうすれば手間をかけずにまとめ作りできるのか、同じおかずでも飽きないお弁当を作れるのか、インスタグラムの写真だけではわからないダンドリを紹介。
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