本・書籍
2017/11/12 16:00

ズボラでも大丈夫!今すぐお部屋をスッキリさせるコツ

「うちって、荷物の量多いですか?」

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この春、結婚以来4回目の引っ越しを終えたわが家だが、毎度引っ越し業者の人にこの質問をしてしまう。

 

「いえ、普通ですよ! みなさんこれくらいですよ」と言われ続けてきたが、あれは本音だろうか、もしくは営業トークなのだろうか。

 

「断捨離」というワードが定着して、もう7年ほど経つ。近藤麻理恵さんの『人生がときめく片付けの魔法』(サンマーク出版・刊)という本も大ヒットした。ここ数年は「ミニマリスト」という言葉も話題となった。また、つい最近「死のお片づけ」なんて言葉もニュースで目にした。なんでも、スウェーデン式の断捨離で「自分が死んだ後を想像しながら、自分のものを整理する」というものらしい。遺品を整理する人たちの負担になるような物は捨てる!という考え方だそう。

 

いずれにしろ、世の中は「荷物は少なく、部屋はスッキリ」という方向に向かっている。

 

とはいえ、なかなか捨てられないのです。

わかっているのだが、細々した物がなかなか捨てられない。こんなに長い間使ってないのだから、捨てればいいのよ。そう思いつつも捨てられず、たまたま使う機会があったときに「確かここにあったはず……」と押し入れを探して見つけ出したりなんかすると、「ほーら、やっぱり捨てなくてよかったでしょ!」と思ってしまうのも事実。

 

ならば、今あるモノたちをいかにスッキリと収納するか、これが課題だ。とはいえ、収納グッズにあまりお金をかけたくはない。できるだけ安くて、おしゃれに見えるアイテムを使いたい。そこで目をつけたのが、『無印良品とSeriaで片付くお部屋』(ゲットナビ編集部・編/学研プラス・刊)だ。

 

人気インスタグラマーたちのおしゃれなお部屋作りや、整理収納アドバイザーによる収納のコツがわかりやすく紹介されている。なにより、使っているアイテムが無印良品&Seriaのものばかり! すぐマネできるのが、うれしいではないか。早速、本書で見つけた気になるアイテムをピックアップしてみよう。

 

初心者は「同系色で揃える」に限る

もっとも気に入ったのは、Seriaの「フタ付きプラBOX ホワイト」。ご存知の方も多いだろう。何個置いても統一感があり、並べるだけで「片付いてる感」満載だ。フタ付きなので、ポイポイ放り込むだけでOK。1つ108円というプチプライスもうれしい。

 

もう少し大きなケースが必要ならば、無印良品の「重なるブリ材角形バスケット」がおすすめ。持ち手付きなので取り出しやすく、高いところの収納にもピッタリ。食材のストックを入れておき、「この箱に入るだけ」と決めておけば、買いすぎや在庫切れが予防できる。

 

お片づけ初心者は、これらのアイテムを使って「同系色でスッキリまとめる」ことが一番だ。つい、「ピンクがかわいい!」とか「ターコイズがおしゃれ!」とか、カラフルなものを選びたくなってしまうが、ここはグッとこらえてホワイトで統一しよう。もしくは、お部屋のテイストに合わせてウッド調にするか。そして、「中身がわかるように、おしゃれにラベリング」すると、本に載っているような洗練されたインテリアに近づけそうだ。

 

実際に、試してみました!

思い立ったらすぐ実行!ということで、Seriaで「フタ付きプラBOX」を買ってきて、洗面台とトイレ収納にチャレンジしてみた。

ドライヤーやらメイク道具やらで雑然としていた洗面台まわりも、ご覧のとおり。ラベリングは、パソコンで作ってプリントアウトし両面テープで貼っただけだが、なんだかおしゃれな雰囲気が出せた。ドライヤーは子どもたちも使うので、アイコン入りでわかりやすく。ゴチャゴチャしていたトイレ収納も、スッキリまとまって満足。

 

片付くと気分がいいので、その勢いで前々からやりたかったトミカ収納にも着手。

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使ったのは、Seriaの「木製仕切りケース」。部屋のあちこちに散らばっていた息子のトミカたちが、ちょっとステキなインテリアに早変わり。やはり、同系色でまとめると統一感が出て良い。

 

整理整頓4つのポイント

最後に、本書に載っていた整理収納アドバイザー・清水幸子さんが教える「整理整頓4つのセオリー」をご紹介する。

 

1.お部屋のものを3つに分類

2.7割収納でストレスフリーに

3.ボックスごとに中身を分類 ラベリングで一目瞭然!

4.”よく使うもの”は”手の届きやすい場所”に

(『無印良品とSeriaで片付くお部屋』より引用)

 

1はつまり、「不要なもの」は処分、「迷うもの」は”とりあえずボックス”へ、「よく使うもの」は収納する、というもの。私のように「いつか使うかも……」と長年保管しておくのではなく、捨てるかどうか迷うものは”とりあえずボックス”に入れて、保管期間を決めておく。期限が過ぎても使わなかったものは、結局「不要なもの」ということで、思い切って処分!

 

とどのつまり、収納テクニックを高めることはもちろんだが、やはり定期的に物を処分していくことが大切というわけだ。荷物で部屋が支配されているということは、不要な物に家賃を払っているといっても過言ではない。部屋が片付くと探し物をする時間もなくなり、心に余裕ができる。整理整頓のプロの教えとインテリアの達人たちの例を参考に、お部屋をスッキリさせよう!

 

(文・水谷 花楓)

 

【文献紹介】

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無印良品とSeriaで片付くお部屋

編集:ゲットナビ編集部

出版社:学研プラス

無印良品、Seriaのアイテムを上手に使って、簡単に片付けられるオシャレなお部屋の作り方を紹介。センス抜群のアイデアで話題の、人気インスタグラマーが自身のお部屋づくりを解説します。これさえ読めば「お友だちが呼べる部屋」が完成!

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