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2016/1/25 0:00

よく余る、3大調味料の使いきり術

「今、流行ってるから!」「あの料理に使える!」と意気込んで買っても結局数回しか使わず、冷蔵庫の片隅でひっそりと寿命を迎える調味料たち…。あなたの家の冷蔵庫にもあるのではないだろうか?
その調味料自体は美味しいのになぜか余ってしまったり、物によっては特定の料理にしか使い道がなく、なかなか最後まで使い切れないといった調味料もあるだろう。そんな、つい残ってしまいがちな調味料にまつわる悩みを『ひと振りで絶品に!この調味料がすごい』(ゲットナビ編集部・編/学研プラス・刊)を参考に解決していこう。

 
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塩麹

 

本著によると、調味料が余ってしまう理由は「それぞれの特性を知らない」ことなのだそう。この特性をきちんと知れば、今まであまり出番がなかった調味料たちも毎日活躍できるプレイヤーに早変わりする。
まずは、一時話題になった「塩麹」からみていこう。
塩麹の特性として、麹菌が分泌した酵素の作用で麹自体だけでなく、ほかの食材の甘味や旨味も作り出してくれる。また、たんぱく質を分解するするので肉や魚を柔らかくしたり、臭みを消す効果もある。なので、下ごしらえとして焼く前の肉や魚に揉み込んで使用したり、スープや味噌汁のだし代わりにも使える。そして塩麹は乳酸菌も豊富なので、残り野菜と混ぜ合わせて浅漬けを作ることも可能だ。

 

 

ナンプラー

 

 

タイ料理に欠かせないナンプラーだが、家庭だとどうしても使用する料理が限られてしまいがち。しかし、ナンプラーほど甘いアミノ酸を多く含み、塩気と甘味のバランスがよい調味料はなかなかない。シンプルな料理に加えると旨味とコクが増し、味に深みが出るのだ。例えば、味噌汁にちょい足しして濃厚な味にしたり、ハンバーグなどの肉料理の下味つけに利用したり。この他にも、レモン汁と鷹の爪に混ぜてサラダにかければ、ドレッシングに早変わりさせることが出来る。

 

 

スイートチリソース

辛味と甘味と酸味が効いているスイートチリソース。生春巻きのつけだれとしてのイメージが強いが、実はエビチリ・麻婆豆腐といった中華料理の隠し味として使用できる。また、中華料理だけでなく、卵かけご飯や冷奴といった日本の食卓の定番のものに、しょうゆ代わりとしてかけても美味しく食べられるそう。そして意外かもしれないが、身近にあるポン酢やヨーグルトなどに合わせれば絶品オリジナルディップソースが簡単に作れる。茹で野菜などにつけて食べれば、気軽にたくさんソースを消費できそうだ。

 

 

この他、調味料の最新トレンドや、買って損なしの調味料が購入できる人気店の紹介など、美味しい調味料にまつわる情報が『ひと振りで絶品に!この調味料がすごい』にはギッシリだ。料理を劇的に美味しくさせる秘訣は、こうした調味料にあるのかもしれない。

 

(文:フムフム編集部)

 

 
【文献紹介】

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ひと振りで絶品に!この調味料がすごい
著者:ゲットナビ編集部(編)
出版社:学研プラス

洋の東西を問わず、ひと振りで料理が劇的においしくなる調味料だけを集めました。肉料理/魚料理/サラダ/麺/ごはんなど、ジャンル別に紹介します。知る人ぞ知るレアな調味料も多数掲載。いつもの味とはひと味違うものを、手軽に作るための教科書です。

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