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料理
2018/12/14 21:45

材料費は「300円」未満!! 寒い冬は激安鍋料理で満腹に過ごそう!

冬といえば鍋。でも鍋って、材料費がばかにならないんですよね。メインの他に白菜も、ネギも、水菜も、キノコも、あ、豆腐も足さなくては、などとやっているうちにどんどん額がかさんでしまうんです。お財布が厳しいあなたにも楽しめる、予算300円未満で作れる鍋をご紹介します。

 

 

純白鍋

私が最近気に入っている鍋は「純白鍋」(この名前は自分でつけました)。材料は豆腐(1丁)と大根(1/2本)とはんぺん(1枚)だけ。ほぼ300円で材料を揃え、どれも同じくらいの大きさのサイコロ状にカットして、だし汁で煮るだけ。シンプルながら、はんぺんの味わいが大根と豆腐にも染み込み、結構な量を食べることができ、かついろいろな白色を味わえます。ごはんとの相性もグッド。

 

私の知り合いの駆け出しの役者さんたちも、自宅でよく鍋を作るそうです。安い野菜をカットして鍋に放り込み、めんつゆで煮たりするのだとか。鍋の素を買う予算がないので、めんつゆか味噌で味付けするということですが、それはそれでシンプルでおいしそう。鍋は安い材料を厳選すれば、ボリュームある一品が楽しめるのですね。

 

 

ツナと豆苗の鍋

やみつき小鍋』(著・大友育美 /学研プラス・刊)は、少人数もしくは1人でも楽しめる簡単な鍋のレシピが数十種類も載っています。食材をそれほど用意しなくてもいいシンプルなものが多いのがありがたい本です。その中でもかなり格安に作れそうなのが「ツナと豆苗の鍋」。材料はツナ(1缶)と豆苗(1パック)だけなので200円程度で作れてしまうのです。

 

たっぷりの豆苗を鍋底に敷き詰めた上に、走る一本のツナのライン。まるでチーズダッカルビのチーズのようにツナを伸ばして並べ、塩と水だけで煮る鍋なのです。ツナがオイル漬けなので味はしっかり付いているから味付け不要なのでしょう。ポイントはツナの上に多めに振り掛けられた真っ赤な唐辛子。見るからに食欲をそそられ、美味しそう。しかも煮立ったら2分ほどで出来上がる超時短鍋なのもうれしい一品です。

 

 

天かすキャベツカレー南蛮鍋

本のレシピでもうひとつ、絶対に箸が進みそうなのが「天かすキャベツカレー南蛮鍋」。材料はキャベツ(1/4個)と天かす(1/4カップ)なのでやはり300円未満でできます。これをめんつゆとひとかけのカレールーで煮ます。僅か3分で出来上がるものなのですが、おそらく粉抜きのもんじゃのような、絶妙な味わいになるのではないでしょうか。たっぷりの天かすで埋まったキャベツがたまりません。

 

本ではそばを加えて七味を足してもと勧めていましたが、私はこれにうどんを足すのをぜひ試してみたいのです。きっとこってりしたカレーうどんになるのではないでしょうか。ブロッコリーや油揚げを入れてボリュームを出すこともできるそうですが、キャベツと天かすだけで味わうのが最高なのではないかとも思うのです。貧乏学生だったころ、具無しカレーという、カレールーをお湯に溶いただけのものも作りましたが、具がないとおいしくありませんでした。僅かでも具があると、ものすごくおいしくなるのだという、この鍋はそんなスレスレをいっている気がしてなりません。

 

鍋というと身構えてしまう人もいるようですが、こんな感じで、お安くおいしく作ることができるので、ぜひ挑戦していただきたいですね。土鍋を買う必要もありません。少し深めのフライパンに具材を放り込み、ただ煮て待てば、おいしい鍋の出来上がり。手間暇もあまり必要ないので、料理が苦手な人や一人暮らしの男性にもおすすめです。寒い冬の夜には、鍋料理の存在を思い出してみてくださいね。

 

 

【書籍紹介】

やみつき小鍋

著者:大友育美
発行:学研プラス

直径20cm程度の小さめ鍋に、具材とスープを入れて、待つこと約10分。レシピを読まなくても作れるくらい簡単なのに、やみつきになるおいしさ! 忙しい日や何も作る気がしない日でも、これなら食べたい!と思うレシピがすぐ見つかる1冊。

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