1600語もあるけど、面白いから忘れられない
実際にどんなものが使われているか、ここでちょっとご紹介していきましょう!
父は事業に失敗し, 多額の debt(借金)を背負った。
My father had a huge debt after his business failed.
(『まぜ単』より引用)
すごい切ない! 借金を英語で言うと? と言われてもパッと出てきませんが、こういう文章で教えてもらえるとどんどん覚えられると思いませんか? 必死こいて単語帳でひとつひとつ覚えていくのがばかばかしくなっちゃいますよね(笑)
こうやって日本語と英単語が混ざり合った「まぜ文」で覚えると、勝手に頭の中で事業に失敗したお父さんが思い浮かんできて「debt=借金」というのが思い出しやすくなるんですよね。
では、勝手に頭の中に映像が思い浮かんでくる楽しい文章をいくつかご紹介します。
ゲームばかりする兄は typical(典型的)なオタクだ。
My brother is a typical nerd – all he does is play video games.
友だちは私に1万円を owe(〜に借りがある) している
My friend owes me 10,000 yen.
恋でもしてるの? 最近 sigh(ため息をつく) することが多いよ。
Are you in love or something ? You sigh a lot lately.
人々はいまだにマイケル・ジャクソンの死を lament(〜を悲しむ)している
People still lament the death of Michael Jackson.
(『まぜ単』より引用)
全部で5つご紹介しましたが、イメージが浮かんできませんか? もしかしたら「ルー大柴さんになったような気分だな」と思った方もいるかもしれませんが、こういう文章がたくさん掲載されているので、勉強しているというよりも次はどんな面白い表現があるのかな? と読み進めるのが楽しみになってくるのです。
日常生活で使い始めたらもっと面白い……かも?
この『まぜ単』は、読むよりも日常生活で使っていく方がさらに効果的に学習できると思います。掲載されているものを真似して使うところから始めるのが良いかと思いますが、慣れてくると「あ〜夕飯の dish を wash するの forget してたわ〜」と単語をmixして会話できるようになってきます。
いやいや、それなら全部英語で話そうよ! と思うかもしれませんが、徐々にできればいいじゃないですか! 勉強と言うと、一度に全てをマスターしなければという人がいるかもしれませんが、ちょっとずつで良いんだよな、人間だもの。くらいな気持ちで取り組むと日常生活でも使えるようになってくると思うのです。
まずは『まぜ単』を read してみるところから、英語の study を start しませんか?(ちょっと強引ですね(笑))
【書籍紹介】
まぜ単
著者:船登 惟希(著)、スティーブン リッチモンド(監)
発行:学研プラス
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