本・書籍
2019/12/29 21:00

2019年は実に豊作でした。年末年始に読みたい「タレント本」5選

2019年を振り返ると、どんな出来事が思い浮かびますか?

 

元号が変わったのは大きなトピックスでしたが、イチロー選手の引退や流行語になったラグビーW杯の盛り上がりといったスポーツの話題から、芸能人の結婚ラッシュそして、台風などによる天災被害も大きかった1年でしたよね。簡単には振り返れない1年となりましたが、個人的には「タレント本」が豊作の1年だったな〜という印象が強いです。そこで今回は、年末年始にぜひ読んでもらいたい2019年に発売されたタレント本を厳選してご紹介致します。

 

 

 話題の芸人さんの書籍がたっくさんリリースされた1年

2019年はなんといっても芸人さんに関連する書籍の傑作が多い1年でした。

さらば青春の光の森田さんが執筆した『メンタル童貞ロックンロール』(森田哲矢・著/KADOKAWA・刊)は、こんなに笑ったことない! というくらい本を読みながら爆笑した一冊でした。内容は、風俗に行ったり、ナンパしたり、合コンしたりと人生の役に立つようなことは書かれていないのですが(褒めてます)、女性は母性をくすぐられるし、男性は勇気をもらえるという男女共に楽しめる内容になっています。「今年はな〜んにもいいことなかった」なんて思っている方は、『メンタル童貞ロックンロール』で笑い飛ばしてもらえればと思います!

 

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また、ハライチ岩井勇気さんの初めての著書『僕の人生には事件が起きない』(岩井勇気・著/新潮社・刊)は、10月に発売されて以降増販が続き、その影響か多くのメディアで取り上げられ、現在でも話題になっている一冊。

 

「じゃない方芸人」や「腐り芸人」と言われ続けていた岩井さんですが、この文才に「まるでエッセイストじゃん!」と驚く方も多いと思います。私自身は、TBSラジオで放送されている『ハライチのターン』という番組を聞き始めて以来ず〜っとファンなので、待ってました! な本でしたが、まだ岩井さんワールド未体験だという方は騙されたと思って手に取ってください! きっと来年から、今まで見えていた日常の世界がいつもよりユーモアに溢れ、ニヤニヤしちゃう日々を過ごせると思います。

 

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他にも今年、女優の蒼井優さんと結婚された南海キャンディーズの山里亮太さんの『天才はあきらめた』(山里亮太・著/朝日新聞出版・刊)も、結婚後に改めて読むと涙なしでは読めませんでした。2018年の夏の発売時には「やっぱり山ちゃんはこうじゃなくっちゃ」という妬み嫉みを燃料にしている山ちゃんらしさに共感し、私もかっこ悪いけどカッコよく生きたい! と勇気づけられていたのですが、結婚会見後、改めて読み返してみるともっと山ちゃんがカッコよく見えてしまって、同じ文章なはずなのにキラキラして読めてしまったのです。まだ読んでいない方は、ぜひ今年のうちに読んでもらえればうれしいです。

 

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 12月25日より放送開始! 『水曜どうでしょう』の新シリーズと合わせて読みたい

Netflixで『水曜どうでしょう』が配信された2019年、恥ずかしながら私はこれまで、一切触れることのなかった『水曜どうでしょう』にどっぷりハマった1年になりました。DVDをほぼ買い揃え、10月に行われた『水曜どうでしょう祭』のパブリックビューイングにも行き、新作の1&2話の先行上映も見てきました(笑)。免許を持っていない私ですが、「スーパーカブに乗りたい……」と思いがつのり、来年、免許をとることにしました!

と、私のことはどうでもいいのですが、ぜひ新シリーズと合わせて読んでいただきたいのが、『水曜どうでしょう』の名物ディレクター2人が対談形式でお話ししてく『仕事論』( 藤村忠寿、嬉野雅道・著/総合法令出版・刊)です。『水曜どうでしょう』は、北海道のローカル番組ですが、450万枚以上のDVD売り上げをたたき出し、大成功しているテレビ番組。

 

番組自体は1996年にスタートしていますが、スタート時の大泉洋さんはなんと大学生! 何者でもなかった彼が、今やCMや映画だけでなく、今年話題になった『ノーサイドゲーム』の主演にもなっちゃうんだから、驚きますよね。そんな彼の成長記録としても楽しめる『水曜どうでしょう』ですが、この『仕事論』では、名物ディレクターの藤村忠寿さんと、嬉野雅道さんがどうやって番組を作ってきたかを振り返りながら語り合う一冊です。

 

番組を見ている限りでは「好きなことやってんなー」と思ってしまうのですが、そこには緻密な計算と努力が隠されていることがわかって、もっと自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。ビジネス書を一冊読むよりも実践できることがたくさん詰まっているようにも思うので、サラリーマンで働き方に悩んでいる方は年末年始に『水曜どうでしょう』と合わせて読んでいただきたいです。

 

また来年には映画も公開される『騙し絵の牙』(塩田武士・著/KADOKAWA・刊)は、大泉洋さんを主人公に”あてがき”された小説。出版社を舞台に、中間管理職の主人公が次々に出てくる試練を突破していくお話です。この主人公は途中で、「これ完全に大泉くんじゃん!」と思わせるモノマネを披露したり、映画化されることを想像しながら読んでいくととっても笑えます(笑)。

 

最後には驚くような牙が向けられて、私も久しぶりに小説を読んで私生活でも混乱してしまうくらいでした。一気に読んでもらいたい作品なので、『水曜どうでしょう』の新シリーズを見た後に『騙し絵の牙』で度肝を抜かれて欲しいと思います。

 

 

年末年始の本選びの参考に芦田愛菜ちゃんの『まなの本棚』を

2019年に発売された本の中で、「こんなに本が好きな子がいたのね〜!」とうれしくなってしまった一冊が、天才子役として活躍し、なんと年間100冊以上の本を読んでいるという芦田愛菜さんの書籍。この『まなの本棚』(芦田愛菜・著/小学館・刊)には、芦田愛菜さんが子供の頃から現在に至るまで読んできた本の中で、絵本や図鑑、好きな登場人物が出てくる小説などを1冊ずつ丁寧に紹介しています。

 

そんな芦田愛菜さんは自他共に認める”活字中毒”とのことですが、歯磨きをしながら、寝る前に、移動中、どんな場面でも本が読みたくて仕方がないんですって。個人的に「それはやりすぎよ!」と思うようなエピソードもあったのでご紹介させていただきます。

 

本や読むものが手元にない時は、たまたま置いてあった調味料のビンの裏に書いてある「原材料」「製造元」なんて文章を読んでいるくらいです(笑い)。

(『まなの本棚』より引用)

 

他にも、図書館の中でお布団敷いて寝てみたい! とか、友達の家に遊びに行ったら本棚が気になってしまっておしゃべりできないとか、学校の友達と「太宰治と芥川龍之介どっちが好きか?」を議論するなど大人も驚きの”活字中毒”エピソードが満載で、あっという間に読み終わってしまいました。

 

書店でも『まなの本棚』は児童文学コーナーに置いてあったりするので「子供向けの選書でしょ?」なんて思っている方もいるかもしれませんが、そんなことは全然なくて、絵本や赤川次郎作品から海外ミステリー、村上春樹まで紹介されているので、幅広い年代に楽しんでいただける一冊です。

 

ぜひ年末年始に、芦田愛菜ちゃんと一緒に読書体験してみるのはいかがでしょうか? 今回ご紹介した本だけでなく、本の中に出てくる本を導かれるままに読んでみるというのも、素敵な時間を過ごせると思いますよ。

 

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