師走ですね〜。毎年、自分にクリスマスプレゼントを何かしら買っているのですが、今年は「せいろ」にしようかな? なんて思っています。
というのも『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』(ワタナベマキ・著/学研プラス・刊)という、せいろ憧れを加速させる一冊を見つけてしまったから! 一般的に「肉まん蒸すくらいしか活躍しない」と思われているせいろですが、葉物野菜に根菜、シュウマイ、スープにカレー、さらには麻婆豆腐まで! せいろで楽しめる定番から意外なレシピまで、バリエーションが豊富にあったのです。今回はせいろの魅力とおすすめレシピをご紹介させていただきます。
せいろはサイズ選びがポイント!
『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』と出会ってから、近所のスーパー、ホームセンター、100均、生活雑貨店など、外出するタイミングと合わせて「せいろあるかな〜」と探しているのですが、全く見つからず……。欲しいものって山崎まさよしの歌のようになかなか見つからないものですね。
ガラス製の蒸し器や蒸し網は売っているのですが、せいろはなかなか手に入りません。クリスマスまでに見つからなかったら、ネットで買っちゃおうと考えています。私のように、「いつでも探しているよぉ♪」状態の方はあまりいないかもしれませんが(笑)、これから購入を考えているという方は、「サイズ」選びに注意しておきましょう。
せいろよりもひと回り大きい鍋なら、グラつかず、そのまま乗せられます。NGなのは、せいろがはみ出してしまうほど口径の小さな鍋や注ぎ口がある鍋。せいろとの間にすき間ができると蒸気が逃げてしまうため、うまく蒸せません。
(『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』より引用)
せいろはあるけど、家にある鍋とはサイズが合わなくて……という方は「蒸し板」がおすすめ。これはせいろと鍋の間に挟んで使うのですが、1000円前後で購入できてサイズも豊富。また、杉・竹・ひのきといったせいろ素材の違いもあるので、サイズに加えて、素材にもこだわってみると楽しいかも。
蒸し料理はシンプル! 基本の手順は変わらない
ちなみに「蒸し料理」と聞くと、なんだか面倒そう……と思ってしまうかもしれませんが、実は超簡単。手順も、
①材料を下ごしらえする
②蒸し器にセットする
③蒸す
④蒸し上がり
だけなので、お好きな材料を切って入れて蒸して、終わり! 耐熱容器を使えば、そのまま食卓にも出せるので、鍋の洗い物もなくなります。
中華まんも、最近ではレンジで簡単にできちゃいますが、中華街などで食べる蒸したてって熱々のフカフカで超美味しいですよね〜! 今年は我慢続きの年末年始なので、美味しい中華まんやシュウマイ、旬の根菜なんかを取り寄せて、おうちで蒸しパーティも楽しいかもしれませんね。
使い終わった蒸し器のお手入れも、蒸気で殺菌されているので洗わなくてOK! お肉や魚の匂いが気になる方は水で洗い流すくらいで良いそうですが、大事なのはしっかり「乾かすこと」。カビてしまうこともあるので、しっかり日陰で乾かした後は、高温多湿な場所を避けて、ビニールなどには入れず、そのまま保管しておくようにしてください。
蒸し時間はたったの1分。冬にうれしい蒸しサラダ
冬になると、葉物野菜を食べる機会って減ってきますよね。でも、スーパーに行くと、この時期なのに今年はめっちゃ安い! でも、安いと思って買ってきても、寒い夜になると「サラダで食べるのもな〜」なんてついつい後回しにしてしまう……。そんな時にも「蒸す」のがおすすめです。しかもアッという間に出来上がる「レタスのしょうがじょうゆ蒸し」をご紹介します。
[材料]2人分
レタス 1個
しょうが(せん切り) 1かけ分
酒 大さじ2
ごま油、しょうゆ 各大さじ1[作り方]
1.下ごしらえ
レタスは手で4等分に割る。
2.蒸す
蒸し器にオーブン用シート(または耐熱容器)を敷き、レタスを入れてしょうがをのせ、酒、ごま油、しょうゆをかける。蒸気の上がった鍋にのせ、強火で1分〜1分30秒蒸す。
(『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』より引用)
レタスまるまる1個を入れるのには、直径24cmのせいろがあればできちゃいます。生のレタスを2人で1個食べるのは大変ですが、蒸してしまえばペロリなんだとか。
他にも『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』には、大根と人参がたっぷり入った「蒸ししゃぶしゃぶ」や、2品同時に仕上げる「ラタトゥイユ&クスクス」、中国の定番蒸しパン「マーラーカオ」まで、失敗しらずな76品のレシピが掲載されています。寒い冬に見た目からも温まる蒸し料理。私もしっかりせいろをゲットして、年末年始は蒸しパーティを楽しみたいと思います! 待っててね、せいろ!!
【書籍紹介】
ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ
著者:ワタナベマキ
発行: 学研プラス
「蒸しレシピ」は実は簡単! 忙しい日にこそおすすめです。「蒸しレシピ」と聞くとなぜかハードルが高そうな気がしますが、著者のワタナベマキさんは、忙しい日にこそ蒸し料理を作るそうです。「蒸しレシピは材料をせいろにセットしたら、あとはほったらかしておくだけ。失敗がなく、素材の味を引き出してくれるから美味しくなり、片づけもラク。キッチンも汚れません」といいます。「何より、ふたを開けた瞬間に立ち上る蒸気は、それだけで心も体も温かくしてくれます」。この冬はぜひ、「蒸しレシピ」に挑戦してみませんか?