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2022/10/18 21:30

「英語が通じる」のその先へ! クールな日常表現をクイズ形式で学ぶ!『ネイティブならそうは言わない』

毎日使っているブラウザに、“これがわかったらスゴい英会話クイズ”みたいなのがポップアップされるので、ついクリックしてしまう。星占いチェックと併せ、毎日のルーティーンになっている。

 

“キュウリみたいに冷たい”とか“魚みたいに飲む”とか

そんな筆者がぜひおすすめしたいのが、『ネイティブならそうは言わない』(デビッド・セイン&小池信孝・著/ディスカヴァー・トウェンティワン・刊)という本。「as cool as a cucumber=キュウリみたいに冷たい(冷静沈着)」とか「drink like a fish=魚みたいに飲む(大酒飲み)」とか、「put two and two together=2と2を一緒に置く(正しい結論を導き出す)」といった慣用句的な表現の意味は、非英語圏の人間にとってイメージしにくい。この本は、こうした言語分野脳内イメージのギャップみたいなものを埋めていくプロセスに確実に役立ってくれるだろう。さっそく章立てを見てみよう。

 

PART1 ネイティブならこう言う It’s COOL ENGLISH!

Chapter1 日常でさらっと使えるCOOL ENGLISH!
Chapter2 ショッピングや食事で役立つCOOL ENGLISH!
Chapter3 道を訊くにもCOOL ENGLISH!
Chapter4 小さな違い、どっちがCOOL ENGLISH!
Chapter5 ちょっとした言い回しでCOOL ENGLISH!

PART2 日本人が知らない英語の常識

Chapter1 日常会話の常識
Chapter2 単語の常識
Chapter3 熟語の常識
Chapter4 日常生活の常識
Chapter5 英語文化の常識

 

クイズ形式の超実用的フォーマット

シチュエーション別にフレーズを分けて紹介するというのは英会話本によくあるフォーマットなんだけれど、PART1では2択クイズで、いかにも日本人が言いそうな表現とネイティブっぽい響きの表現を併記し、わかりやすく区別できるように工夫してある。

 

そうか、わかった

(a)I got it. (b)I understood

1月に大阪に行きました。

(a)I made a trip to Osaka in January. (b)I traveled to Osaka in January.

昨夜、飛行機できました。

(a)I flew in last night. (b)I came here by plane last night.

『ネイティブならそうは言わない』より引用

 

文法的には正しいけど、実際にそうは言わないという表現は想像以上にたくさんある。この本は、読んで楽しく全く無駄がない方法で、文法的な正確性と口語的な実用性の間にある境界線をつまびらかにしてくれる。

 

英語を効果的なコミュニケーションツール化する

「はじめに」に次のような文章がある。

 

英語を使ってコミュニケーションをするには、まず、相手の母国の文化や考え方を知る必要があります。そして、より深いコミュニケーションをとるには、ネイティブが日常会話で使っているようなカジュアルなフレーズなどを知ることです。

『ネイティブならそうは言わない』より引用

 

単なる“英会話”は、コミュニケーションではない。この本は、単語の羅列の会話を紹介するのではなく、その先にあるものも含めたコミュニケーションすべてのプロセスを俯瞰していく意識が明確に示されている。PART2は次のような3択クイズで進む。

 

It’s on meは、どんな場所で聞かれることが多い表現ですか?

(1)フィットネスクラブ (2)レストラン (3)学校

plastic milkってどんなもの?

(1)製品を作るために溶かしたプラスティック (2)カクテルの名前 (3)粉ミルク

Bill needs professional help というとき、ビルは誰の助けを求めているのでしょう?

(1)警官 (2)精神科医 (3)弁護士

『ネイティブならそうは言わない』より引用

 

PART1とPART2を合わせると問題数は全部で100問。質の高い情報がこれだけあれば、知る人と知らない人の間に生じる差は必然的に大きくなるはずだ。

 

積極的に発信しない姿勢はもったいない

セイン氏が英語教育者という立場から読者に向けた言葉も紹介しておく。

 

中学から英語を習い始め、最低でも6年は英語を学んでいるだけあって、基礎的な文法やボキャブラリーはン地上レベルの会話をするのには十分すぎるくらいに知っています。それなのに、「英語を話す」「使いこなす」「ネイティブとコミュニケーションをとる」となると苦手意識を持ち、人前で話したがらない人がほとんどで、いつも「もったいない」と思います。

『ネイティブならそうは言わない』より引用

 

本書を貫くアイデアを体現していけば、セイン氏が感じる“もったいない”ことを少しでも減らせるんじゃないだろうか。

 

 

【書籍紹介】

ネイティブならそうは言わない

著者:デビッド・セイン、小池信孝
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン

ネイティブが日常的によく使うクールな表現や文化的な常識を100問のクイズにして紹介。すべてに答えたとき、あなたの英語力は飛躍的にアップしているはず。「英語力診断&アドバイス」で、今後どう学習していったらよいかもわかる。

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