解答:B
アとイは仕入れ値を求める計算、エは利益を求める計算、また、ウは「メーカー希望小売価格」などという算数・数学の問題にはあまり登場しないものを求める計算になっています。「だからアとイが同じだ」と考えた人は、構造的把握力検査という特殊な試験について、理解ができていないといえます。
目の前にある課題を表面的にしか捉えられないと、課題の克服、問題解決に力を発揮できない人と見なされてしまいます。
ア (仕入れ値)×(1+0.8)=9000
という関係になるので、仕入れ値はわり算で求められます。
イ (利益)=(売り値)−(仕入れ値)だから( 仕入れ値)=(売り値)−(利益)
となります。売り値は、8800×(1−0.25)で計算されます。
ウ 「メーカー希望小売価格」というのは、家電量販店などで目にすることがありますが、ここではそこからの値引きがあるので、定価と同じようなものと考えればよいでしょう。与えられた条件は
(メーカー希望小売価格)×(1−0.8)=3600
というものですから、メーカー希望小売価格はわり算で求められます。
エ 原価の75% にあたる利益を求めるということなので、原価の0.75 倍を計算する単純なかけ算になります。
以上から、割合でわる計算になるアとウが同じ構造です。
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