コロナ禍の長期化により、さまざまなことが不確定なまま迎えた2021年の夏。その一方で、充分な対策を講じたうえでのリアルイベント開催やオンライン配信の恒例化など、写真の新しい撮り方や楽しみ方が確立した時期でもありました。各メーカーも工夫をこらした新製品を次々に投入しています。
レンズ編では、この夏に発売・発表された新モデルをおさらいします。小粒でピリリとした性能を誇るモデルが多く登場しました。
2021夏の新製品
- カメラ編
- レンズ編
- 中華・韓国系レンズ編
- カメラバッグ編
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
2021年6月25日に発売されたマイクロフォーサーズマウントの高倍率ズームレンズ。35mm判換算16〜50mm相当の3.1倍ズーム全域で開放F4、最短撮影距離も全域0.23mです。テレ端の最大撮影倍率はハーフマクロに迫る0.42倍 (35mm判換算) を実現しています。
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https://getnavi.jp/capa/news/369113/
キヤノン RF14-35mm F4 L IS USM
キヤノンが2021年6月に発表した広角ズームレンズ。発売は2021年9月下旬の予定です。「RF24-105mm F4 L IS USM」「RF70-200mm F4 L IS USM」と合わせて、ズーム全域で開放F4のRFレンズ“小三元”が出揃います。手ブレ補正はレンズ単体で5.5段、カメラとの協調補正で7.0段と強力です。
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https://getnavi.jp/capa/news/371051/
トキナー atx-m 56mm F1.4 X
ケンコー・トキナーは、富士フイルムXマウントの大口径中望遠レンズを2021年8月6日に発売しました。Xシリーズにマッチするコンパクトなレンズで、焦点距離は35mm判換算85mm相当。フィルムシミュレーション機能の使用を考慮した柔らかいトーンで、ポートレート撮影に最適です。
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https://getnavi.jp/capa/news/373257/
シグマ 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports
「100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」に続く2本目のフルサイズミラーレス用超望遠ズームレンズは、シグマSportsラインから2021年8月27日に発売予定。Sportsラインならではの堅牢性と小型軽量化、高い光学性能を実現しています。LマウントとソニーEマウントに対応。好評のレンズ構成図Tシャツも要チェック!
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https://getnavi.jp/capa/news/375198/
ニコン NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
Zマウント初の標準マクロレンズが2021年6月25日に発売されました。フルサイズに対応する等倍マクロです。最短撮影距離は0.16mで、被写体に約5cmまで近づくことが可能。マクロ撮影はもちろんスナップやテーブルフォトなど、幅広く楽しめます。
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https://getnavi.jp/capa/news/368486/
ニコン NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
同じくZマウント初の中望遠等倍マクロレンズが2021年6月25日に発売されました。最短撮影距離は29cmで、マクロ撮影からポートレートまで幅広く対応。ピント面の高い解像感と背景を大きくぼかしたダイナミックな描写が楽しめます。
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https://getnavi.jp/capa/news/368533/
ニコン NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)
フルサイズに対応するZマウントの広角単焦点レンズが2021年6月に発表されました。発売は2021年10月上旬予定。「ニコンZ fc」にマッチするクラシカルなデザインで、「Z fc」のキットレンズにもなっています。「Z fc」などのAPS-Cミラーレスカメラに装着した場合の焦点距離は35mm判換算42mm相当になります。
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https://getnavi.jp/capa/news/371138/
パナソニック LUMIX S 50mm F1.8
パナソニックからは、Lマウントの大口径標準レンズが2021年6月25日に発売されました。フルサイズミラーレスカメラLUMIX Sシリーズ用にサイズや描写性・操作性が統一されたF1.8単焦点シリーズの第2弾です。大口径F1.8ならではの柔らかく美しいボケ表現が可能です。
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https://getnavi.jp/capa/news/368470/
パナソニック LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.
2021年8月26日に発売されるマイクロフォーサーズマウントの望遠ズームレンズ。ズーム全域で開放F1.7を実現しています。焦点距離は35mm判換算50〜100mmで、単焦点レンズと同等の高い解像性能を発揮します。
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https://getnavi.jp/capa/news/372184/
フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 X-mount
コシナは、APS-Cミラーレス対応の大口径標準MFレンズを2021年7月に発表。発売は2021年9月の予定です。フォクトレンダー初となる富士フイルムXマウントの交換レンズで、Xシリーズに最適化した機能を搭載。大口径ながらコンパクトなサイズも魅力です。
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https://getnavi.jp/capa/news/373067/
リコーイメージング HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW
2021年8月27日に発売予定の大口径標準ズームレンズです。APS-Cデジタル一眼レフカメラ用で、35mm判換算24.5~76.5mm相当をカバー。高画質と高速・高精度なAFを追求し、「PENTAX K-3 Mark III」の常用レンズとしても最適です。
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https://getnavi.jp/capa/news/373051/
ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8/24-70mm ASPH.
2021年5月22日に発売されたライカLマウントの標準ズームレンズです。ズーム全域開放F2.8で、光学式手ブレ補正を搭載しないことでコンパクト化を実現。最短撮影距離は18cmで、近接撮影でも美しい描写が可能です。
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https://getnavi.jp/capa/news/366360/
開発発表レンズにも期待!
タムロンは、APS-Cミラーレス対応の高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」、フルサイズ対応の大口径ズームレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」を開発発表。ニコンからは、フルサイズミラーレス対応の単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8」「NIKKOR Z 40mm f/2」、APS-Cミラーレス対応の高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」の開発が発表されました。いずれも2021年内の発売を目指して開発中とのことです。続報に期待しましょう。
タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD |
タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD |
タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 |
ニコン NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR |
ニコン NIKKOR Z 28mm f/2.8、NIKKOR Z 40mm f/2 |
〈文〉佐藤陽子