提供:宝酒造株式会社
誰でも手軽においしくつくれるお茶割りは、コスパの高さから、近年は若者に至るまで幅広い年齢層に人気。このお茶割りにフォーカスした当企画の第1回、第2回では、「焼酎」の面から魅力について語ってきました。この第3回で取り上げるのはお茶割りのもう一方の主役である「お茶」。
お茶割りは茶葉のグレードによって違いが出るのか? お茶割りに適した茶葉とはどんなものか? ……解説していただくのは、18歳の時に故郷スウェーデンで日本茶に魅せられ、日本茶インストラクターの資格を取得し日本茶を世界に広めるまでに至った、ブレケル・オスカルさん。今回も「極上〈宝焼酎〉」を使い、とっておきの茶葉を用いた“至高のお茶割り”をつくっていただきました。
宝酒造
極上〈宝焼酎〉ポイント
・ピュアなアルコールに、大麦やトウモロコシを原料とした貯蔵熟成酒をブレンド。
・すっきりした飲みやすさと芳醇な香味を両立しており、お茶をはじめあらゆる割材と好相性。
・アルコール度数25度、220ml〜4Lまでの13アイテムをラインナップ。(写真は600ml)
この記事でわかること
日本茶インストラクター/ブレケル・オスカル
1985年スウェーデン生まれ。18歳時に地元の紅茶専門店で日本茶に魅了され、その後ルンド大学日本語学科を経て岐阜大学に留学。卒業後は日本企業で働きながら2014年に「日本茶インストラクター」の資格に合格。静岡農林技術研究所茶業研究センターで研修後、外国人初の手揉み茶の教師補の資格を取得。2016年世界緑茶協会「O-CHAパイオニア賞CHAllenge賞」受賞。現在は国内外で日本茶を紹介するPR活動に邁進する。著書に『おいしさ再発見!魅惑の日本茶』(NHK出版)など。
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お茶割りは理に適った素晴らしいお酒
「お茶割りはもちろん、お酒全般を楽しみますよ」と微笑むブレケルさん。焼酎や日本酒などの和酒にも詳しく、その知見からお茶割りの魅力をこう語ります。
「日本の緑茶は不発酵茶で香りや甘みがフレッシュですが、とてもデリケートです。お酒とブレンドすると本来の風味が損なわれやすいのですが、焼酎はクリアな酒質なので、その心配がありません。つまり、お茶割りは理に適った、素晴らしいお酒なんです」(ブレケル・オスカルさん、以下同)
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とくにすっきりした甲類焼酎がお茶に合うとブレケルさん。そのなかでも「極上〈宝焼酎〉」は、お茶の甘みやうまみと調和するコクがあり、お茶とはベストな組み合わせなのだそう。
「甲類焼酎の魅力は、お茶の香りを邪魔しないこと。『極上〈宝焼酎〉』は、すっきりしていながらも絶妙なうまみや甘やかな香りがあり、贅沢な味わいをもつからこそ、お茶割りをよりおいしくするのでしょう」
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香りに個性があるお茶がお茶割りに合う
日本茶を愛してやまないブレケルさんが、日本茶の魅力を世界中の人々にもっと楽しんでもらうために立ち上げたのが「Senchaism(センチャイズム)」。単一の品種を単一の茶園で栽培と製造、仕上げられたシングルオリジンの日本茶を中心としてブランドを展開しています。そんな、ブレケルさんに、お茶割りに合うお茶とは、どんな味や香りなのかを尋ねました。
「基本的に、日本の緑茶ならどれでも合います。ただ、いろいろな茶葉を試してみたところ、香りに個性があるお茶でつくると、よりその魅力が引き立つと実感しました」
今回、ブレケルさんが用意してくれたのは静岡県で栽培されている「香駿(こうしゅん)」という茶葉。
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「香駿は豊かな香りが特徴の品種です。お茶本来のうまみと渋味のバランスが良いうえ、ハーブやフラワーのニュアンス、フレッシュな森林の面影、さらにシナモンを思わせる甘やかさも。それぞれの個性は繊細ながらも、焼酎のお茶割りであればその魅力がしっかり感じられます」
実際に「香駿」を淹れてもらいましたが、その芳醇な香りがすぐに部屋中に広がりました。
ちなみに味わいや香りのほかにも、産地に注目して選ぶのも良いとのこと。例えば、焼酎の名産地である九州産の茶葉と合わせるのもオススメだとか。
「『極上〈宝焼酎〉』には宮崎県の黒壁蔵の樽貯蔵熟成酒が3%含まれています。それなら宮崎県産の茶葉と組み合わせるのも面白いのではないでしょうか。また、全国で栽培されている品種『やぶきた』も、焼酎の産地とのテロワールを意識すると、新たな味わいを発見できるかもしれません」
至高のお茶割りのつくり方
それではブレケルさんに、「極上〈宝焼酎〉」と「LOVE AT FIRST SIP 香駿」を使った“至高のお茶割り”をつくっていただきましょう。
1.グラスに氷と焼酎を入れる
「まずは、氷をたっぷり入れたグラスに『極上〈宝焼酎〉』を注いで混ぜておきます。ブレンドの割合は、焼酎1に対してお茶が4。ベースのアルコール度数が25%なら、割ると5%となります」(ブレケルさん)
2.茶葉を多めに、濃く淹れる
「通常、約200mlのお湯に対して茶葉は約6gのところ、お茶割りは焼酎や氷で薄まるので約8gを使いましょう。20~30%多めが目安です」
3.急須に茶葉を入れお湯を注ぐ
「沸かしたお湯を湯冷しに注ぎ、1分程度待つと適温になります。温度の目安は70~80℃。熱すぎると苦渋味が強く出ますので、要注意です。お湯を注いだら、煎茶の香味がバランスよく出るまで1分。深蒸し茶なら30~40秒待ちます」
4.お茶をグラスに注ぐ
「1分たったらグラスにお茶を注ぎ、マドラーで混ぜ合わせます」(ブレケルさん)
5.完成
それでは、完成した“至高のお茶割り”のお味はいかかでしょう?
「『極上〈宝焼酎〉』はまろやかな口当たりや甘やかな香味があるので、お茶の良さを引き出してくれますね。香駿の華やかさや爽快感とも見事に調和し、実においしいお茶割りです! お茶と焼酎が混ざることで、芳しい香りが広がるんですよ。このお茶割りを飲むと『え? お茶ってこんな世界もあったんだ!』と驚かされると思います」
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お茶割りの魅力は飲み方の多様性にアリ!
さらに、季節に合わせてホットや、水出し緑茶でもお茶割りを楽しんでほしいとブレケルさん。
「ホットの場合は湯飲み茶椀や耐熱グラスに『極上〈宝焼酎〉』を注ぎ、淹れたてのお茶と1対4で割るだけ。水出し緑茶は、750mlの冷水に対して15gの茶葉を使い、約6時間冷蔵庫に保管しながら抽出してください」
温度や淹れる時間などの違いで多様な楽しみ方ができるのも、お茶とお茶割りならでは。さらにブレケルさんは、「お茶は二煎目、三煎目と煎を重ねるごとの変化が楽しめる点も見逃さないように」とにっこり。
「一煎目は甘味とうまみが中心ですが、実は二煎目のほうが香りが際立つんです。淹れ方は、二煎目、三煎目と徐々に温度を上げながら、5~10秒程度の短時間で抽出すると、一煎目とは違った風味が楽しめます」(ブレケルさん)
「極上〈宝焼酎〉」はペットボトル緑茶でも手軽に楽しめますが、こだわりの茶葉を使えば格別の味わいに。自分だけの“至高のお茶割り”を見つけてみてください。
取材・文/中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)