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2017/4/27 20:00

5年経ってもワインが酸化しない! ワインに新たな楽しみをもたらす「コラヴァン」とは?

近年の宅飲みブームも手伝い、自宅でワインを楽しむ機会って増えましたよね。ただ、他のお酒と違うワインのネックは酸化しやすいこと。誰もが「1杯ずつ楽しめたらいいのになぁ……」と思ったことはあるはず。そんなワイン党の夢を叶えるワインシステム「コラヴァン」が4月15日ついに日本に上陸! これを使えば、何年経っても酸化せずに好きなワインを1杯ずつ楽しめるんです。……ってそれは一体どういうことでしょうか!? 新商品発表会で、そのシステムについて伺ってきました。

↑ワイン通の間では日本上陸を待ち望んでいたという声も多い「コラヴァン」。都内にはすでに愛用しているというレストランやワインバルも
↑ワイン通の間では日本上陸を待ち望んでいたという声も多い「コラヴァン」。都内にはすでに愛用しているというレストランやワインバルも

 

5年経ってもワインが酸化しない!

「コラヴァン」の特徴をひと言でいうと、“開栓しない”。ニードル(針)をコルクに差し込み、その穴からワインを注ぐという、コロンブスの卵的な発想から生まれたワインシステムです。 グラスに注いだ後はニードルをさっと引き抜けば、コルクは自身の弾力でその穴を自然に封止。また、中身が減った分だけ純度99.0%の窒素ガスが封入されるので、ボトル内部は酸素に触れず、何か月でもワインを保護することができる(※)のです。

※)「コラヴァン」が誕生してから5年ほどの年月しか経っていないため、現段階では「5年」をメーカーの保証としています。

 

つまり「コラヴァン」があれば、1本を無理に飲みきる必要はなく、好きな時に好きな量だけ好きなワインを飲めるようになるのです。これって革命的だと思いませんか!? 2013年の登場以来、わずか数年で世界50か国で普及し、世界中のソムリエやワイン愛好家から愛用されているというのも納得です。

↑開発者で創業者のグレッグ・ランブレクト氏。マサチューセッツ工科大出身で、かつては医療器具を開発。その頃の見識が「コラヴァン」の開発につながっているそう

 

コルクを抜くより早い・簡単・楽ちん!

一見大げさな機械に見えますが、本体上部を軽く押すだけでニードルが差し込まれるので、コルクを抜くよりも、断然早くて楽! コルクを抜くときの、あの緊張感や不安から完全に解放されるのもうれしいポイントです。

↑トリガーを引いて指を外せば自動でグラスに注入されます。 ガスは交換式で1本でグラス12杯分を注げるそうです
↑トリガーを引いて指を外せば自動でグラスに注入されます。 ガスは交換式で1本でグラス12杯分を注げるそうです

 

特にそれを実感するのが、ヴィンテージワインなどのコルクがもろいワインを飲むとき。ソムリエの森上久生さんによると「ヴィンテージの場合は、開栓だけで10分以上かかることもある」そうですが、「コラヴァン」ならそんなワインもわずか数秒で注げ、しかもコルクの破片がボトルの中に入る心配も無用。開栓に失敗して高級ワインを台なしにする悪夢とはもうこれきりです!

↑ソムリエの森上久生氏。「レストラン サンパウ」「ベージュ アラン・デュカス東京」などのシェフソムリエを歴任し、現在は多彩な分野で活躍中。日本を代表するソムリエの一人

 

「コラヴァン」があれば、奥さんや彼女とのケンカが減る!

これは創業者であるグレッグ・ランブレクトさんの実話。ワインが大好きなグレッグ夫妻ですが、実はお互いに好みのワインは違うタイプだったのだとか。ただ、どのワインを開けるかで口論になるのは避けたかったグレッグさんは、いつも黙って奥様の好みに合わせていたと言います。

 

でも、「コラヴァン」を販売してから約5年。そんな我慢は不要となり、料理に合わせて、好みに合わせて、それぞれが好きなワインを好きなだけ飲めるので、夫婦間のストレスは減ったと話していました。これ、お酒好きな夫婦、カップルなら思わず共感してしまう話ではないでしょうか。

↑ニードルを抜いた後。トップラベルには穴が開いていますが、コルクはその弾力で自然と封止。もちろん逆さにしても全くこぼれません!
↑ニードルを抜いた後。トップラベルには穴が開いていますが、コルクはその弾力で自然と封止。もちろん逆さにしても全くこぼれません!

 

ホムパの楽しみ方がガラリと変わる!

大人数が集まるときも「コラヴァン」は大活躍。これもグレッグさんの実話ですが、自宅でホームパーティをするときは地下のワインセラーに友人を連れて行き、それぞれが飲みたいワインを選んで注ぐのだそうです。

 

自宅にワインセラーを置くというのはなかなか真似できないところですが、それぞれが好きなワインを楽しめるのはうれしいですよね。ボトルに残ったワインは次の機会にとっておけるのも「コラヴァン」ならでは。デザートワインなど少量ずつ楽しみたいワインを飲むときにもぴったりです。

↑商品発表会ではフードコーディネーターのマロン氏、ソムリエの森上氏、グレッグ氏によるトークセッションも開催。マロン氏は「ママ友とのホームパーティで使って欲しい!」と力説

 

ワイン通への“通”なプレゼントにもオススメ

自宅用にもオススメの「コラヴァン」ですが、ワイン好きへのプレゼントにもうってつけ。ワイン好きの方にワインを贈るのって、選ぶセンスのハードルが高くて意外と難しいものです。そんな時に「コラヴァン」を贈れば、話題面でも実用面でも、間違いなく喜ばれるはず!ヴィンテージワインの熟成度を確かめながら、料理に合わせて1杯ずつワインを変えながらと、ワインを愛する人なら、さらなる楽しみ方も広がりそうです。

↑カラーバリエーションは3種類。今後はピンクやブラックといった新色や、日本酒などのスクリューキャップにも対応した新ラインナップの展開も予定しているという

 

【商品情報】

CORAVIN(コラヴァン)

サイズ:H21.0×W14.0×H6.35cm

重量:445g(ガスカプセル含む)

価格:モデル2/ブラック 6万5000円(税別)、モデル2エリート/シルバー・レッド 6万8000円(税別)

付属品:コラヴァン カプセル(圧縮窒素ガス)2本

 

高度経済成長期、バブル期、ボジョレーブーム、オーガニックワインブーム……。数多のワイン人気のムーブメントはありますが、コーヒーにおけるサードウェーブのように、「コラヴァン」がワイン業界の新たなビッグウェーブを牽引するきっかけになるのではないでしょうか。そんな予感がした発表会でした。

 

【URL】

コラヴァン公式ページ http://coravin.jp