焼鳥といえば、大衆的な食べ物の代表格。その一方で、素材や焼き方をとことん追求することで、焼鳥を「極上のグルメ」に昇華させたお店も続々と登場しています。先日、そんな名店が一堂に会する夢のようなイベントが開催されました。それが「焼鳥達人の会 vol.03」です。
参加できるのは、関係者の招待客とFacebookで募集された一般参加者、合計でわずか650名のみ。イベントに参加しできましたので、その様子をレポートします!
ファン垂涎の名店がそろう「焼鳥達人の会」とは?
「焼鳥達人の会」は、無類の焼鳥好きと焼鳥の名店が中心となって開催している、完全招待制の交流会。焼鳥の輪の拡大、焼鳥店スタッフの交流と人材育成、“YAKITORI”の“世界”への情報発信などを目的としています。
2014年の第1回から数えて今年で4回目。なにがスゴいのかというと、それは参加店舗のラインナップ。「鳥しき」(目黒)、「蘭奢待」(神保町)、「里葉亭」(関内)、「中目黒いぐち」(中目黒ほか)etc.…、ミシュランガイドの星を獲得した名店や予約が取れない人気店が多数の、まさに“焼鳥の祭典”です。
焼鳥の最高峰による驚きと興奮の鳥尽くし!
今回のイベント会場は新木場の「STUDIO COAST」(スタジオコースト)です。多くの招待客がオープン前からスタンバイ。この日は気温が高かったのですが、会場にはそれに負けない「アツさ」がありました。
イベントのスタートに先がけて、簡単なセレモニーも開催。関係者のみなさんの話を聞いていると、焼鳥への愛と情熱がハンパじゃないことがわかります。
「これまでは紹介制ということで、参加のハードルが高い状況でしたが、焼鳥の世界展開をもっとスピーディーに広めていきたいという想いで、今年はFacebookで若干名の一般募集を行いました」(浅川さん)
みなさんで乾杯したあとは、いよいよ食べ飲みスタート! 「焼鳥達人の会」は食券制になっていて、「逸品料理+串物9本+大阪名物+〆ご飯物+スープ+スイーツ」をひと通り食べられるシステムです。
ビール、カクテル、ハイボール、ソフトドリンクなどは飲み放題。持ち込みもOKですが、手ぶらでも十分楽しめます。
30以上の参加店舗は、それぞれの料理のブースに振り分けられ、どれか1品を担当します。名店たちがこの日限りのスペシャルコラボで贈る、贅沢な串や料理のオンパレードです!
ここからはお待ちかね、串焼きを堪能していきます! どの串も「これまで食べてきた焼鳥はなんだったのか」というぐらい、驚きと感動のハイクオリティぶりです。
オーソドックスな串以外に、変わりダネや〆のメニューも大充実です。
会場ではプロのミュージシャンによるライブも行われ、イベントは開始から終了まで大盛況でした。筆者が会場をあとにするころには、焼鳥の奥深さ、すばらしさを実感。全品スキなしのフルコースを食べたような充実感がありました。ちなみに参加費は1万円ですが、この豪華布陣と満足度を考えれば、むしろ安いと思います。
ちなみに、「焼鳥達人の会」は年々参加者が拡大していて、今年は一般枠も設置されました。世界展開に向けた“トリ組み”も拡大させたいということで、来年も開催されることでしょう。興味がある方は、ぜひ定期的に情報のチェックを。酉年はもうすぐ終わりですが、これからの“バードウォッチング”も欠かせませんよ!