「テキーラ」といえば、バーやクラブでショットで飲んでみんなで盛り上がるためのお酒というイメージが強いはず。なかなか日常的に飲む習慣が少ないお酒なのではないでしょうか。
実は、日本は消費量世界5位を誇るほどテキーラがよく飲まれている国のひとつ。また、消費量自体も急増しており、2017年は200万リットルも消費されています。
そんなテキーラを使ったカクテル「マルガリータ」を楽しむ日として、日本でも今年から2月22日が「マルガリータの日」に制定されました。このマルガリータの日制定を記念するパーティーが2月21日に赤坂・CROSS TOKYOで開催されると聞きつけ、“お酒ならなんでも大好き”な筆者も大喜びで参加してきました!
「マンハッタン・マルガリータ」でみんなでサルー!(乾杯!)
テキーラは「ブルーアガヴェ」という竜舌蘭(リュウゼツラン)の一種が原料です。テキーラは、認定機関の規則によりメキシコ国内の限られた地域で生育したアガヴェを51%以上使用しなければないという厳しいルールのもとに作られています。
テキーラといえばアルコール度数が高いお酒だと思われがちですが、認定機関の規則で35度~55度。これはウイスキーなどと同じくらいのアルコール度数なんです。
そんなテキーラを使ったカクテルであるマルガリータの起源は、1936年にメキシコで始まったという説や、1949年にロサンゼルスで始まったという説など、諸説あります。2月22日はアメリカを中心に「National Tequila Day」として世界中でマルガリータを楽しむ日としてお祝いされており、その流れがついに2018年から日本にも上陸しました。
会場について最初に振る舞われたのは、「マンハッタン・マルガリータ」。その名の通りマンハッタンビーチ発祥のレシピで、よく冷やしたボトルからグラスに注ぐだけでそのまま楽しめるのが特徴のブランドです。
筆者は普段カクテルを飲む機会がほとんどないのですが、そんな筆者でもこのマルガリータのおいしさにはびっくり! マルガリータの基本のレシピは、テキーラ、オレンジ風味のリキュールのコアントロー、レモンジュースもしくはライム・ジュースなのですが、マンハッタン・マルガリータはフルーツ感が強くて飲みやすいんです。
食事に合わせたくなる「クエルボ・マルガリータ」
大盛況の会場内では、各社のテキーラやマルガリータが振る舞われており、何から飲むか目移りしてしまいます。そんななかで筆者が何度もおかわりしてしまったのが、昨年発売された「クエルボ・マルガリータ」。
このお酒は世界販売数量No.1のテキーラブランド「クエルボ」を使用したプレミックスリキュールで、ホセ・クエルボ社とアサヒビールが共同開発したもの。氷を入れたグラスに注いだり、ソーダと割ったりするだけで気軽にマルガリータが楽しめます。
マルガリータを飲むにはバーに行くしかないと思っていたので、こうやって手軽にカクテルが楽しめるのはいいですね。また、カクテルといえば単体で楽しむもののイメージでしたが、ほどよい爽やかさがあるので食事と一緒にいただくのもおすすめ。ホームパーティーでも大活躍しそうです。
赤いテキーラから紅芋を使ったマルガリータまで
試飲したなかでインパクトが強かったのは「ストーレンキッス」と「紅芋マルガリータ」。どちらも味わいが印象的なだけでなく、なんと言ってもビジュアルでも目を引きます。
ほかにも、ドリンクインターナショナル2018の“マルガリータに合う”テキーラブランド第1位として選出された「ドン・フリオ」の「トミーズマルガリータ」や、ワンカップサイズの「テキーラ13(トレッセ)」なども振る舞われ、思わず取材で来ていたことを忘れそうになりました。
2015年のメキシカンファストフード「タコベル」の日本上陸以来、じわじわとブームになりつつあるメキシコ料理。そんなメキシコ料理と一緒にテキーラを飲んで、メキシコ人さながらの陽気な宴席を楽しみましょう!