キリンビールが展開するクラフトビール「グランドキリン」シリーズ、皆さんもう飲んでみましたか? クラフトビールといえば、日本ではまだまだ小さな市場ではありますが、現在急成長を遂げている新しいタイプのビールです。
そんなグランドキリンが、ホームセンターのカインズとコラボして、「グランドキリン DIYクラフトBOX」を発売中です。クラフトビールで「DIY」ってどういうこと? そこで今回は、キリンビールの企画部でグランドキリンのブランドマネージャーを務める白石大悟さんに、その楽しみ方を教えてもらいました。
フレーバーバッグをセットして45秒間漬け込むだけ
グランドキリン DIYクラフトBOXには、3種類のグランドキリン、それぞれに合うフレーバーバッグ、ビールを注ぐための蓋付きグラスが入っています。そう、各ビールをグラスに注いでフレーバーバッグで香り付けを楽しむというのがこのDIYセットなんです。
まずは、「グランドキリン WHITE ALE」の香り付けに挑戦! WHITE ALEは、白ワイン、つまりマスカットのようなホップの香りが楽しめるのが特徴。クラフトビールのなかでもかなり華やかな味わいが際立った銘柄です。
よく冷えたWHITE ALEを泡が立たないようにグラスに注ぎましょう。続いて、レモンピールのフレーバーバッグをホルダーにセットし、キャップに取り付けたら、グラスに漬け込み開始。しっかり蓋をして、グラスをゆっくり逆さまにして45秒待ちます。
漬け込み終えたら、あとはグラスに注いでさっそく試飲! 何もしていないWHITE ALEに比べ、レモンのビターさが感じされ、より味わいに深みが増した感じがします。味が変わるというよりは香りに変化が生まれ、まるで別のビールを飲んでいるような気分に。
ちなみに、香り付けだけなら他のフレーバーでもいいのではと思われるかもしれませんが、これがベストな組み合わせなのだそう。「20〜30種類は組み合わせるフレーバーを試しましたが、みんながよく知っていて、ベストなパートナーはこれなんです!」と白石さんはおっしゃっていました。
想像とは違う結果になるのもDIYの楽しみのひとつ
WHITE ALEと同様の方法で、「グランドキリン IPA」にはシナモンのフレーバーバッグを漬け込みます。もともと、ホップの華やかかつ甘い香りと、苦味が感じられるIPA。
ここにシナモンを加えると、かなりインパクトのあるクラフトビールになると想像していたんです。しかし、結果は以外にも、非常に穏やかなシナモンの戻り香だけが残り、少しスイーツのような雰囲気になりました。
このシナモン、IPAだけでなく後述のJPLとの相性もいい反面、WHITE ALEとは違いの味が感化してしまうのだとか。組み合わせ方は何かと複雑ですが、こうやってセットになっているとすぐに試せるのがいいですね。
ホップの香りを高めるのもフレーバーバッグの役目
「グランドキリン JPL」は、ホップのハーブ感とキレの良さが特徴。そんなJPLに合わせるのはドリアバジルです。
これはかなり爽やかな仕上がりで、よりハーブ感が引き立てられています。モヒートとも少し近い雰囲気があり、”緑っぽさ”があるんです。これはチーズやトマトソースを使うイタリアンに合わせると良さそう。
よりDIY感を出したい人は、使い終えたグラスを使って、オリジナルのフレーバーに挑戦してもいいかもしれません。「WHITE ALEはレモンハーブの紅茶やアールグレイで香り付けしてみるのもアリ。試作では、ミントを使うと爽やかな印象が強くなりました」(白石さん)とのこと。また、WHITE ALEとJPLは「クミン」との相性も良かったそうです。
逆に、いずれのビールもジンジャー(生姜)との相性はイマイチ。シャンディガフなどのビアカクテルはありますが、ジンジャーの香りが勝ちすぎてしまうのだとか。香りの組み合わせ方は奥深いですね。
「グランドキリンDIYクラフト BOX」は、日本全国のカインズ店頭やオンラインショップで計3000セット限定の発売となっています。価格は2980円(税込)。これからの季節のキャンプに持っていくのはもちろん、父の日ギフトにもおすすめです。クラフトビールの新しい楽しみ方をグランドキリンで体験してみましょう。