軽い食感とピリッとした味がウケて、もはや“国民的お酒のおつまみ”といっても過言ではない柿の種。そのトップブランド亀田製菓と、KIRIN、そしてHUBのトリプルコラボ商品「亀田の柿の種 パドロン風味」が、全国のHUBにて発売されました。本稿では、なかなか珍しいコラボが誕生した背景と、実食してみた感想をレポートしていきます!
なんでコラボしたの?“パドロン”って何?
東日本大震災の復興支援の一環として、岩手県遠野市において国産ホップの生産支援や、ビールのおつまみ野菜「遠野パドロン」の販路拡大に取り組んでいるKIRIN。50年以上にわたり愛される「亀田の柿の種」のさまざまな商品ラインナップを展開することで、楽しいシーンに寄り添う“柿の種文化”創造に取り組む亀田製菓。そして、「英国PUB文化の普及」によって、家でも会社でもなく、気軽に立ち寄れて、自然に笑顔が生まれ明日への活力となる「場」を広めるHUB。
今回のコラボは、この三社それぞれが企業活動に賛同したことで生まれました。昔から遠野市やHUBと親交が深いKIRINが、亀田製菓との橋渡し役になったそうです。実はKIRINは、これまでも「ポッキー×午後の紅茶」や「シュゼット×キリンレモン」など、お菓子とのコラボに積極的。ちなみにHUBがコラボするのは初めてとのこと。
ところで“パドロン”って、あまり聞きなれないですよね。スペインの「パドロン」という自治体特産のトウガラシ品種のことで、現地ではビールの定番のおつまみとして人気。日本では枝豆みたいなものですが、ある意味柿の種ともいえるでしょう。
遠野市は、KIRINグループのホップ契約栽培で55年もの歴史があり、国内生産量もトップクラス。おつまみにピッタリな「遠野パドロン」を栽培していることもあって、まさに遠野市は「ビールの里」なんです。そんな遠野の農家のひとつ「遠野アサヒ農園」は、ビールに特化していて、ホップとパドロンを栽培しています。
筆者は2年前の夏に取材に行った際、実際に生パドロンを素揚げで食べさせてもらいました。ししとうや万願寺とうがらしに似ていて、やわらかい苦みと辛味の奥にやさしい甘みがある、クセになるおいしさでした。
“旨辛”遠野パドロン味を楽しめるのはHUBだけ!
そんな遠野パドロンが使われた柿の種のお味やいかに? ということで、都内のHUBに行ってきました!
レジカウンターに行ってみると、ウワサの柿の種、ありました。赤×青のパッケージデザインが、店内のヨーロッパ風の雰囲気にもマッチしています。
ひとつ自宅に持ち帰って、通常の柿の種と食べ比べてみました。いつもの柿の種は、ほんのりダシの効いたピリ辛の醤油味ですが、パドロン風味はそこに甘味を伴う辛さが加わった印象。
HUBの定番つまみといえば、揚げパスタとミックスナッツが二大巨頭ですが、そこに割り込めるウマさだと思いました。
コンビニやスーパーでは買えないので、興味がある方はお近くのHUBへ行きましょう。安くて気軽に飲めるHUBは大人気で、フルーティなりんごの香りとさわやかなキレが特徴の新商品「ドラフトサイダー」もウマい!
スポーツ観戦もできるので、サッカーW杯をワイワイと楽しみたい人は、このチャンスに“パドロ”ックビューイングへ!
【SHOP DATA】
HUB新宿区役所通り店
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-2-5 東陽ビル2F
アクセス:東京メトロ丸の内線ほか「新宿三丁目駅」徒歩4分
営業時間:月〜木17:00〜翌1:00、金17:00〜翌4:00、土16:00〜翌4:00、日16:00〜翌1:00
定休日:なし