厚切り肉を優先的に味わうのが攻略法だ!
用意されていたのは、ファミリー層にうれしいボックス席。全シートが半個室でプライベート感の高い設計になっています。また、シックで落ち着いたデザインになっており、高級感も十分。食べ放題の焼肉というと内装までお金をかけないイメージがありますが、ここはそんなことはありません。
そしていざ注文へ。気になる内容は、48品から選べるコースと、そのメニュー数が95品まで増えるコースの2タイプ。年齢によって7段階に分かれており、7~49歳はいわゆる通常料金となります。3歳以下は無料となるので、小さいお子さんがいる家族にとってはうれしいポイントでしょう。
まずはメインを紹介したいとの思いから、前菜はすっ飛ばして肉から注文しました。呼び出しベルがあって、都度スタッフさんが席まで来てくれるテーブルオーダーバイキング。大皿が並んだ料理コーナーに取りに行くセルフサービスではなく、プレミアム感があります。
最初は様々な部位を注文しましたが、特筆すべきは「上ハラミステーキ」の大きさと厚さ。塊肉なので焼き上がりに時間はかかるものの、刻み包丁のおかげでそれほどではありません。なお、チェーン店はセントラルキッチンで一括調理しているパターンが多いのですが、同店はそこも違います。店内カットと店内調理を徹底しているので、鮮度もおいしさもワンランク上。
聞けば、使用しているのはアンガスビーフ。赤身のおいしさに定評があり、ステーキレストランでよく愛用される牛肉です。それもあるので、個人的には厚切りステーキを優先的に味わうのが「ワンカルビ」の攻略法だと思います。
メニューのなかには店名を冠した「ワンカルビ」も。こちらは細長い厚切り肉を焼き、好みの大きさにハサミでカットする名物です。カルビなので脂ののりがよく、大きいため食べごたえも満点。まさに看板メニューといえるおいしさです。
また、サイドメニューも充実。いまや希少となったユッケをローストビーフで表現した「ローストビーフユッケ風」、焼肉店でありながらジャンルの幅広さを感じさせる「肉屋のボロネーゼパスタ」や「ベトナム風生春巻き スイートチリソースで」など、肉以外にも秀逸な料理がそろっています。
〆もぜひ食べておきたいクオリティの高さ。焼肉の定番といえる冷麺や石焼ピビンパのほか、ビーフカレー、熟成肉の石焼ガーリックバターライス、四川山椒の本格麻婆豆腐などもあって、肉でお腹がいっぱいでも食べたくなるラインナップです。そしてデザートはコースの場合ひとり1品ですが、これも焼肉食べ放題であることを忘れさせるほどハイレベル。
同店の人気ぶりには納得でした。価格以上においしい料理と丁寧なサービス。上質で居心地のいい雰囲気。わざわざ遠方からでも足を運ぶ価値があり、また行きたいと思える満足度の高さです。まだ東京はおろか、関東にはここだけということですが、この好調ぶりを見ると今後も拡大していきそうです。駐車場も完備されているので、食べ放題好きの人はぜひ行ってみてください!
【SHOP DATA】
ワンカルビ 花小金井店
住所:東京都小平市花小金井3-18-5
アクセス:西武新宿線「花小金井駅」徒歩約15分
営業時間:月~金17:00~24:00、土日祝16:00~24:00
定休日:元旦