日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】、今回は秋田県をご紹介。スーパーでも簡単に手に入る、「冬の寒さと降雪がきびしく、日照時間が少ない」秋田ならではの食べ物・飲み物を3品集めました。 1品目はご存知の方も多いあの食べ物、2品目は地元で有名なあのパン、3品目は知る人ぞ知るあの飲み物! 秋田の魅力満載でお届けします。
[1品目]
北の土地で愛され続けた焚き木干したくあん
雄勝野きむらや
いぶりがっこ スライス
雄勝野(おがちの)という土地は、山間部のために日照時間が少なく、降雪量も多いので天日干しがままなりません。そんな事情から、屋内の囲炉裏で行う「いぶり漬け」という方法が定着、大根をいぶり漬けにして食べるようになったのがルーツです。風味も保存期間も増すので、厳しい気候の土地で親しまれ作り継がれてきました。
昭和の半ば、囲炉裏のある家がほぼなくなったのと同時に食文化も豊かになり、一時期作られなくなったこともありましたが、高度経済成長期に「あの味をもう一度」という声とともに復活。囲炉裏ではなく、ナラ、桜、ケヤキによる「焚き木干し」という手法で大根を燻製乾燥させた「いぶりがっこ」が出来上がりました。ちなみに「がっこ」とは秋田での漬け物の呼び名です。切ってそのままご飯のお供にも、お茶漬けにも、酒の肴にもぴったりで、秋田の生活には絶対に欠かせないふるさとの味なのです。スライスは499円(参考価格)。
[2品目]
秋田の夏の風物詩「ババヘラアイス」がパンに挟まりました!
たけや製パン
ミミまでやわらか アベックトースト ババヘラ風
たけや製パンから販売されている「アベックトースト」は、秋田県民なら必ずスーパーで見たことがあるという有名なご当地パンです。「ババヘラって何?」と思う方が多いと思いますが、夏の露店やイベント会場やなどではババヘラをそこかしこで目撃します。秋田で「ババ」といえば中高年女性のことで、「イチゴやバナナのアイスクリームをおば(あ)さんが“ヘラ”で盛り付けたもの」がババヘラです。あっさりジェラートっぽい風味のシャリっとした口触りのカラフルなアイスを、ヘラを使って花のようにコーンに盛り付けてくれるのです。
そのババヘラアイスの食感そのままの、イチゴとバナナ風味のクリームを柔らかい食パンに挟んだのがこちらの商品。バナナクリームとイチゴクリームがそれぞれ半分ずつ塗られているので、二等分して別々に食べても、最初にクリームを混ぜて全体に広げてから食べても美味しいですよ。4枚の食パンが入っているのでボリュームたっぷりです! 210円(参考価格)。
[3品目]
六郷の逸品、ニテコ清水の天然水由来の地サイダー
六郷まちづくり
仁手古サイダー
六郷湧水群のうちのひとつ、豊富な湧水量を誇る名泉で名水百選にも選定されているニテコ清水は、絶滅危惧種である淡水魚のハリザッコ(イバラトミヨ)が生息しているほどの清らかな湧水。そのニテコ清水から採れた名水を使って100年以上も前から作られているのがこの仁手古(ニテコ)サイダーです。
美味しい天然水を味わってもらうべく、炭酸をまろやかにして水本来の味わいを引き出しています。夏の暑い日はクラッシュアイスを入れて輪切りレモンを浮かべると更においしさが引き立ちます。口に含むと、一般的なサイダーとは少し違った味わい。自然な甘みが強く、炭酸弱めだから、じっくり味わって飲んでも美味しいですし、仁手古サイダーでハイボールを作っても最高です。300ml入り185円(参考価格)。