グルメ
ラーメン
2016/5/27 11:00

20年間行列が絶えない荏原中延「多賀野」! 人気の秘訣は粟国(あぐに)の塩

本稿では、「つけ麺」や「まぜそば」がウマい店をドーンと紹介していく。ガツガツ・モリモリ食べて元気になれるような“渾身の一杯”を出す店を テーマに、看板メニューや店内・外観写真などの基本情報を中心にお伝えしよう。これを機に、紹介した店の味を己の舌で確かめてもらえれば本望だ。

 

■本日のお店

20160520tuke-01 (1)

20160520tuke-01 (2)

中華そば専門 多賀野

住所:東京都品川区中延2-15-10

交通:東急池上線 荏原中延駅徒歩1分

総座席数:12席(カウンター12席)

 

豚鴨出汁の素朴なスープは老若男女が飲み干すウマさ

「中華そば専門 多賀野」は創業より約20年間、荏原中延駅前で常に行列が絶えない繁盛店だ。スープは比内と大山2種の鶏と、豚、鴨、魚介で出汁をとって鴨油を投入。これに塩ダレ、醤油ダレ、そして辛ダレのなかから選んで使う。同店で最もベーシックなのは醤油ダレの中華そばだが、沖縄産の塩をベースにした粟国の塩つけそばも人気メニューのひとつだ。

201641025-a10 (2)

201641025-a10 (3)

↑麺は、2年ほど前から試 行錯誤しながら自家製 に切り替えた。麦が香 る全粒粉の素朴な麺は、 添加物が入っていない ので身体に優しい
↑粟国の塩つけそば(850円) 麺は、2年ほど前から試行錯誤しながら自家製に切り替えた。麦が香る全粒粉の素朴な麺は、添加物が入っていないので身体に優しい

 

色の澄んだつけ汁には、胡麻やネギ、刻みチャーシューが入り、その他の具材は別皿で出される。スープはすべて飲み干せるほどすっきりしているが、うまみが凝縮。一方、海草(布海苔)を練り込んだ自家製麺は、名物店主・髙野多賀子氏の故郷・新潟のへぎそばを参考にしたもの。弾力があり、温かいスープにつけるとしなやかな喉越しになるのが特徴だ。なお、冷めたつけ汁は温め直してくれるなど、最後までおいしく食べられるのがうれしい。

↑中華そば(700円) 自家製の麺を使っており、長きに渡って愛される優しい味。煮干しの香りと動物系のコクが絶妙なコンビネーションを生み出す純東京ラーメンだ

※価格やメニューは変更になっている場合があります。