日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試してもらう企画が本連載です。今回のテーマは、手巻き寿司。その元祖「築地玉寿司」の4品を比較してみました。
【試してくれた人】
アメリカ:ブレンダン・エリスさん
好きな食べ物はピザ。寿司のネタは、まぐろが一番。
チリ:ヴァレンティーナ・エレラさん
ラザニアが好物。寿司ではサーモンをよく食べる。
スペイン:ルイス・マルティンさん
好物は自国のスープ「ガスパチョ」。魚はウナギが好き
【エントリーNo.1】
築地玉寿司
かんぴょう巻
216円
夕顔の果実の乾物・かんぴょうを、甘じょっぱく煮た伝統ネタ。素朴な味が特徴です。
【5点満点で評価】
ブレンダンさん | 4.0 |
ヴァレンティーナさん | 3.0 |
ルイスさん | 3.0 |
total | 10.0/15.0 |
「漬物みたいだけどちょっと違う、不思議なおいしさだね。やさしい味で僕は好きだよ」(ブレンダンさん)
「野菜の繊維みたいな食感があるね。魚のネタじゃないところが、かえって面白いんじゃない?」(ルイスさん)
【エントリーNo.2】
築地玉寿司
いくら巻
432円
厳選されたいくらを醤油で味付け。弾ける粒から溢れる濃厚なうまみが魅力。
【5点満点で評価】
ブレンダンさん | 3.5 |
ヴァレンティーナさん | 3.5 |
ルイスさん | 3.0 |
total | 10.0/15.0 |
「初めて食べたけど、予想していた生臭さはなくてデリシャス。ライスとの相性もいいわ」(ヴァレンティーナさん)
「弾けてエキスがとろける感じは、まるでグレープのようだね。ジューシーでおいしいよ!」(ブレンダンさん)
【エントリーNo.3】
築地玉寿司
とろたく巻
432円
脂がのったまぐろの中落ちに、刻んだたくあんをトッピング。メリハリが美味。
【5点満点で評価】
ブレンダンさん | 4.0 |
ヴァレンティーナさん | 5.0 |
ルイスさん | 5.0 |
total | 14.0/15.0 |
「このピクルスみたいな食材が、まぐろの味を引き立ててるね。これはファンタスティック!」(ルイスさん)
「まぐろが肉々しくて存在感があるわ。たくあんは歯応えが絶妙。コントラストがおいしい」(ヴァレンティーナさん)
【エントリーNo.4】
築地玉寿司
納豆巻
216円
納豆はひきわりを採用。シャリとの一体感が高まり、食べやすいのが特徴。
【5点満点で評価】
ブレンダンさん | 3.0 |
ヴァレンティーナさん | 1.0 |
ルイスさん | 2.0 |
total | 6.0/15.0 |
「発酵のにおいというよりは、薬っぽいフレーバーを感じたわ。しょうゆがないと私は無理」(ヴァレンティーナさん)
「食べられなくはないけど、においと粘りがちょっと気になるね。あえて注文はしないかな」(ブレンダンさん)
【今回の一番人気!】ツナでなじみのあるまぐろが圧倒的な人気
まぐろは、ツナや「MAGURO」の名で海外にもあるとか。そこにピクルス感覚のたくあんがのった、とろたくが断トツで人気だった。
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文/中山秀明 イラスト/マガポン 撮影/我妻慶一