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2019/3/14 21:30

日本生まれ、米国育ちの“早すぎた逸材”――「ブルックリン ソラチエース」が上陸!

クラフトビール大国・アメリカ。なかでも有名なのがブルックリンブルワリーです。日本でも、このビールなら知っている、という人は少なくないはず。そのフラッグシップ商品といえば「ブルックリンラガー」ですが、先日、新たなフレーバーが発売されることになりました。

 

↑左が日本上陸した「ブルックリン ソラチエース」。355mlのビンで、飲食店のほか、キリン公式オンライン通販「DRINX」では6本2900円で発売中

 

商品名は「ブルックリン ソラチエース」。実は、日本とものすごく縁が深いのですが、今回は知られざるストーリーとともに、ブルックリンブルワリーについて紹介したいと思います。

 

 

ブルックリンの発展に貢献したブルワリー

教えてくれたのは、ブランドアンバサダーのユン・ヘジョンさん。韓国出身で、ワーキングホリデーなどで各国を巡り、日本で働きたいと思い2015年にキリンに入社。なお、日本におけるブルックリンブランド事業は、2017年からキリンが展開をしています。

↑ユンさんは2018年4月から、ブルックリンブルワリーのアジア発のブランドアンバサダーとして活動

 

まずはブルックリンブルワリーについて。設立は1988年。世界有数の通信社であるAP通信のジャーナリストだった、スティーブ・ヒンディさんが創業しました。そして、インパクトのあるブランドロゴは、「I♥NY」で有名なミルトン・グレーザーさんがデザイン。

 

↑創業者のスティーブさん

 

もうひとり、同ブルワリーを語るうえで欠かせないのが、ブリューマスターのギャレット・オリバーさん。もともとロックバンドのマネージャーをしていたギャレットさんは、腕利きの料理人でもあったとか。様々な才能とパッションが、ブルックリンブルワリーを世界的なブランドにしたのです。

 

↑中央がギャレットさん。左はキリンの田山智広マスターブリュワーで、右は日本ビアジャーナリスト協会の藤原ヒロユキ代表

 

「いまでこそブルックリンは食とファッションのトレンド発信地となっていますが、ブルックリンブルワリー創業以前は環境や治安がとても悪かったんです。その状況を変えていったのが多くのアーティスト。そんな彼らの芸術や音楽をビールで応援して地元に根付き、街の発展に貢献したのがブルックリンブルワリーなんです。現在では、クラフトビール革命を起こしたパイオニア的存在として知られるようになりました」(ユンさん)

 

定番商品は、冒頭で紹介した「ブルックリンラガー」。同社が30か国以上で発売する、そのシェアの約6割を占めるそう。

 

↑「ブルックリンラガー」はアルコール5%。330mlビンは「DRINX」では6本2480円で販売中です

 

「すっきり爽快なラガータイプでありながら、カスケードホップのハーバルで華やかな香りが『ブルックリンラガー』の特徴。そのため、温度がぬるくなってもおいしく、ゆっくり楽しめるんです」(ユンさん)

 

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