近年、ニュースなどで大きく取り上げられるようになったプラスチックごみの問題。以前にも増して企業や行政を中心にエコ活動が推進されていますが、フード市場で大きな舵を切った商品が「キットカット」。

現在この活動を、年末にかけてさらに広めるべくユニークなイベントが開催されています。その発表会の様子とともに内容をお伝えしていきましょう。
キットカットと折り鶴は応援ツールという共通点がある
そのイベントは、「折り鶴で、想いを伝えるクリスマス」というもの。キットカット ショコラトリー 銀座本店にクリスマスローズをモチーフにしたペーパーツリーが設置され、店内も天井や窓などにペーパークラフトで装飾がされます。さらに来店者参加型となっているのもポイント。

ツリーが設置されるだけでなく、キットカットの紙パッケージで作った折り鶴にメッセージを書き、店内のツリーや天井に飾っていくというキットカットならではのイベントになっているのです。

では、なぜキットカットならではなのか。ご存知の人も多いかもしれませんが、キットカットは九州地方の方言「きっと勝つとぉ!」に商品名が似ていることから、九州の受験生たちの間で応援アイテムとして、自然に活用されるようになったというストーリーがあります。

2002年ごろには口コミで全国へ。やがて夢に向かって頑張る人への応援や、大切な人に気持ちを伝えるコミュニケーションツールとして定着したのです。

そして折り鶴は「千羽鶴」としての作成や贈りものが有名です。これも想いや願いを伝える象徴として、日本では昔から活用されてきました。同級生や仲間のお見舞いグッズとして作ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。キットカットと折り鶴。コミュニケーションツールであるという共通点が、今回のイベントにつながっているのです。
エコの大切さを伝える斬新な食育としての活用も
キットカットのパッケージが紙製になったことは、新CMとして今秋からTVで放送されています。そこに登場しているのが、NHK教育テレビで放送されていた「できるかな」でおなじみのノッポさんとゴン太くん。

「できるかな」は1970年から1990年まで放送されていたお子さま向けの造形教育番組。「懐かしい!」と思った人も多いでしょう。発表会ではノッポさんが登壇し、取り組みへの想いなどを語りました。

「私たち個人ができることは小さな一歩ですが、こういった活動を通じてみんなが環境問題を考えるきっかけとなり、小さな人たちの未来が、少しでも良いものになれば嬉しいです」(ノッポさん)
「折り鶴で、想いを伝えるクリスマス」は、キットカット ショコラトリー 銀座本店での開催ですが、同様にキットカット ショコラトリーの伊丹空港店、新宿高島屋店、ラゾーナ川崎店、そごう広島店でも11月16日(土)より、ミニチュア版のペーパーツリーを店頭に設置し、ノッポさんがメッセージを書いた折り鶴で装飾されます(すべて12月25日まで)。また、今回設置されるクリスマスツリーや装飾物などで使用する紙は、イベント終了後には全てリサイクルされ、キットカット ショコラトリー店舗で配布する記念品に生まれ変わる予定とか。

もちろん店舗に行かなくとも、新パッケージのキットカットがあれば多彩に楽しめます。「#キットずっと」という特設サイトには鶴以外のつくりかたも載っているので、ぜひチェックを。お子さんに、エコの大切さを伝える斬新な食育としての活用法もアリではないでしょうか!

【SHOP DATA】
キットカット ショコラトリー 銀座本店
住所:東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座ビル1・2階
アクセス:東京メトロ「銀座駅」A13番出口徒歩1分、JRほか「有楽町駅」徒歩5分
開催期間:2019年12月25日(水)まで
営業時間:11:00~21:00(1階店舗)、11:00~20:00(2階カフェ/フードL.O.19:00、ドリンクL.O.19:30)
定休日:なし
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