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2020/3/22 17:30

あえてノンアルビールといわないのはなぜ? キリンの新作「グリーンズフリー」は麦汁感がポイント

香ばしく甘いジューシーな麦汁感に驚かされた!

では「積極的飲用とは何ぞや」というところ。これは、「キリン グリーンズフリー」最大のウリが、“自然派ビールテイスト炭酸飲料”であることに関係しています。よりストレートに健康ニーズに目を向けるのであれば、無添加であるべきでは? ナチュラルな製法のビールテイスト飲料があれば、健康志向の消費者に積極的に飲んでもらえるのでは?といった仮説です。

 

↑パッケージはこちら。ブランディングの一環として、ノンアルコールビールカテゴリーではあるものの、あえてノンアルコールビールという打ち出し方はしていません

 

事実、その製法は既存のノンアルコールビールとは一線を画すもの。通常は香料や人工甘味料などを使い、ビールに近い味を再現するところを、技術革新によって添加物を使わずとも可能に。たとえば、麦本来のうまみは「一番搾り」の醸造法を応用。ホップ由来の爽やかな香りは、「淡麗グリーンラベル」などで使っている製法を一部に採用し、新たなおいしいビールテイストを実現しているそうです。ということで、いよいよ試飲へ。

 

↑「一番搾り」や「淡麗グリーンラベル」のDNAが生きているとのことで、かなり期待大

 

第一印象は、あふれる麦汁感。「一番搾り」の製法を応用しているからなのか、キリンのビール工場などで体験できる麦汁の味わいに似た、香ばしい麦のジューシーな甘味を感じます。タッチは爽快で、軽やかなホップの苦味と香りが鼻に抜け、のどごしも良好。全体的にピュアというか、すっぴんな味わいだと思いました。

 

飲む前は、“これはノンアルコールビールというよりも、自然派ビールテイスト炭酸飲料なんです”的なブランディングの側面が強いのかと思いきや、味わいは確かに自然派。香料や人工甘味料を使わなかったことが、かえって新発想のおいしさにつながったともいえるでしょう。

 

↑主原料は、水と麦とホップ。カロリーこそゼロではありません(100mlあたり9kcal)が、それも素材本来のうまみを生かした自然派だからなのかもしれません

 

発売は4月3日。ふだんからノンアルコールビールを飲んでいる人はもちろん、春のBBQや花見でドライバーを担当する人も、この機会にナチュラルな麦汁感をぜひご賞味あれ!

 

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