グルメ
2020/8/29 17:05

【街中華の名店】パワー系メニューに悶絶。ネオ街中華「萬龍」がお茶の水に爆誕

伝統をリスペクトしつつ現代的アレンジで味覚を刺激

同店の餃子は確かにウマいが、個人的には「茹でワンタン」も捨てがたい。こちらは味付けが秀逸。ラー油の効いたタレが食欲をそそるルックスとおいしさを演出しており、チュルッとした皮の食感もたまらないのだ。

↑「茹でワンタン」450円。ワンタンは6個で、ラー油をブレンドした専用のタレとねぎがあしらわれる。くっつきやすいので早めにたいらげたい

 

そして、しめの人気メニューは「ワンタンもやしそば」。前記のワンタンと、もやしを中心にたっぷりの野菜が食べられる、いいとこどりの一品だ。

↑「ワンタンもやしそば」880円。ワンタンは4個、野菜は約220g、なるとは2枚がのる

 

ベースは鶏ガラと豚骨による王道の中華スープ。ただ街中華としては珍しいのが、表面を覆う黒い液体である。この正体は、長ねぎの青い部分としょうが、にんにく、玉ねぎをラードとともに焦げるまで炒めた黒ねぎ油と呼ばれる特製オイルだ。この香味油が深いコクと魅惑のフレーバーを演出し、中毒性のあるおいしさに仕上げている。

↑麺は太めのストレートタイプ。量は130gと標準だが、具材がたっぷりなので食べごたえは満点だ

 

ラーメン類やスープ系以外のメニューはテイクアウトでき、+200円でごはん、スープ、漬物を付けた定食に変更可能。また平日11:00~16:00はランチタイムとなり、「焼き餃子(2個)」(+220円)や「半チャーハン」(+300円)などをセットで付けられるお得な時間となっている。

↑「チャーシューエッグ」もご覧の通り。店内と同価格(消費税の税率は変わります)でテイクアウト対応してくれる

 

「新御茶ノ水 萬龍」はニュージェネレーション的な要素を匂わせる新店だが、使い勝手のよさ、全体のメニュー構成、雰囲気など、古典的な街中華へのリスペクトも随所に感じる。何より、古き良き日本の食文化が希少になるなかで新規開店するのはうれしい限りだ。同店のような“ネオ街中華”は今後もっと増えていくのだろうか、注目していきたい。

 

撮影/我妻慶一

 

※文中の価格は税抜表記です

 

【SHOP DATA】

新御茶ノ水 萬龍

住所:東京都千代田区神田駿河台3-2-6 御茶ノ水ビル A.PLAZA 1F

アクセス:東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」、丸ノ内線「淡路町駅」、都営地下鉄新宿線「小川町駅」B3出口徒歩1分

営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)※コロナ過のため営業時間変更となる場合があります

定休日:日曜

 

 

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