今回は東京・上野の「つるや」を紹介します。同店は上野駅からアメヤ横丁に入るガード下にあるそば店。2階で本格そば店、1階で立ち食い店を営んでいます。同店は戦後にバナナの叩き売り店としてスタート。その後、店頭売りのそば店に転身し、昭和40年代から立ち食いそばを始めたそうです。
しょうゆが香るそばとサクサク軽い天ぷらが魅力!
同店のそばは、コシも香りもあるゆで麺。かつお本枯節、さば節、宗田節で1日20回もだしを引き、特選特級しょうゆを使ったかえしと合わせたつゆはコクとしょうゆの風味が濃厚だ。
人気のかき揚げは、揚げ置きだがサクサクした食感で非常に美味。油を遠赤外線で熱するフライヤーの採用で、天ぷらのサクサク感が長時間維持可能になったという。
手間をかけるところはかけ、一方で客を待たせないのが昔ながらの立ち食い店の流儀。同店はこれを守りながら、日々おいしいそばを提供している。