「水炊き」のシメにオートミールを使ってみた!
最初にごく一般的な「水炊き」からいきます。水炊きは、鍋に水を張り、だし昆布を一定時間移した後、沸騰していない水の状態から鶏もも肉を投入。鶏スープが取れたところで野菜類を加え、お好みのつけだれ(ポン酢など)でいただく定番鍋です。シンプルさがゆえ、オートミールと鍋との相性を如実に感じられるかも!?
「水炊き」のシメにオートミール・レシピ
【材料】
・水炊きの残りつゆ……150ml
・オートミール……50g
・卵……1個
・小ネギ……適量【作り方】
①鍋の残りつゆにオートミールを入れ1~2分弱火で煮る
②卵を割り入れ、好みの硬さになるまで火を入れて完成
ーーまず、「水炊き」というシンプルな鍋のシメに、オートミールを入れてみたわけですが、素直に美味しいですね。先入観ではもっとパサパサするのではないかと思っていましたが、ほのかに弾力があります。
中山秀明さん(以下、中山) 僕もパサパサしそうなイメージを抱いていましたけど、十分美味しい。オートミール自体に甘味があり、スープにもとろみを与えてくれてなかなか良いですね。
編集部員・野田(以下、野田) 僕はオートミールの前情報を知っていたので、ある程度の味はイメージできていましたけど、糖分がもっとお菓子っぽいかなと思っていました。確かに甘いんですけど、スープにちゃんと合っています。お米の代用にもなりそうだし、普通に鍋のシメとしてアリだと思いますね。
カメラマン・我妻(以下、我妻) なんか穀物っぽさが前に来るというよりも、鍋の具の一つにもなりそうな感じで、普通に美味しいです。僕だったら、オートミールを鍋の最後のシメで使うのではなく、具の一つとして途中で入れてしまうかも(笑)。そして、最後のシメはやはりお米を入れる、という。そんな感じの使い方をイメージしましたね。
「豆乳鍋」のシメにオートミールを使ってみた!
水炊きに入れたオートミールは満場一致で「アリ」の結果になりましたが、次に鍋を変えてみることにしました。もはや定番の一つと言っても良いほどに定着している「豆乳鍋」。このシメにオートミールを入れて食べてみます。
今回は、キッコーマンの「濃厚豆乳鍋つゆ 香る鰹だし」を使用。豆類とオートミールの相性は良さそうですが、さらにトッピングとして、食物繊維が豊富なケロッグのシリアル「オールブラン」を追加。つまり「追いシリアル」をするという寸法ですが、これがどういう味を生み出すか期待大!
「豆乳鍋」のシメにオートミール・レシピ
【材料】
・鍋の残りつゆ……150ml
・オートミール……50g
・オールブラン(シリアル)……適量【作り方】
①鍋の残りつゆにオートミールを入れ1~2分弱火で煮る
②好みの硬さになるまで火を入れ、最後にオールブランを加えて完成
ーー豆乳の丸い口当たりに、やはりオートミールは合いますね。また、オールブランを加えたことで、香ばしさが出たような気もします。
中山 そうですね。すごく美味しい。ただ、オールブランの味のほうが前に出ちゃって、せっかくのオートミールが負けてしまった感じもしました。全然悪くはないんですけど、せっかくなので、シメの前半はオートミールだけ。そして、シメの後半でオールブランをトッピングする。この2段階で楽しむのが良いんじゃないかと思いました。
我妻 見た目的には綺麗に見えないですけど(笑)、かなり美味しい。先ほどの水炊きよりは、豆乳鍋などの濃いめの鍋のほうがオートミールに合うような気がしました。僕、デブの思考なんで(笑)。
野田 そうですね。僕も水炊きよりも、豆乳鍋のほうが違和感なく食べられました。オールブランとの組み合わせも結構アリですね。オートミールは鍋のシメになんでもイケてしまうのかな。