インスタントのココアとは一線を画すウマさ
ボタンを押すとウィスクが回転し、ミルクとチョコフレークをかくはんしていきます。同時に温めるのですが、本体は二重構造になっているため触れても熱さを感じることはなく安全。なお、この温度と回転に「ベルベタイザー」独自のこだわりがあります。
70℃以上になるとカカオバターが分離するため、それ以下の最適な68℃になるように設定されています。しかもゆっくり余熱で68℃になるよう、その手前の66℃程度でヒーターはオフになるとか。また、回転が速すぎると泡がモコモコになり最良の口どけが損なわれるため、最適な速度で理想のテクスチャーになるように回転数も制御しているそうです。
使用したフレーバーが「ミルキー 50%」ということで、甘やかな風味を感じるスイーツライクなテイスト。このあと同じ要領でもうひとつの定番「クラシック 70%」を試しましたが、こちらは甘さやコクなどが好バランスでより大人な味わいだと思いました。
洗浄も想像以上に簡単でした。チョコレートは油分を含んでいるためベタついて落ちにくいと思っていましたが、ウィスクも本体も表面的な部分は洗剤を使わずともOK。お湯でサッと洗い流した後に、洗剤を付けたスポンジなどで洗えばブラシなどでゴシゴシしなくても大丈夫です。
ここからは、その他のドリンクにトライしてみます。まずはアイスショコラから。レシピは、最初に注ぐミルクを「MIN」のラインまでにし、チョコレートフレークを入れて電源をオン。とけて混ざったら冷たいミルクを「MAX」ラインまで足し、氷を入れたグラスに注いで完成です。
味の総評としてはさすがの英国プロダクトで、お店と遜色のないクオリティ。チョコレートそのもののコクや香り、ビター感、テクスチャーと、すべてがインスタントのココアドリンクとは一線を画す別格のおいしさです。