健康的で、ごはんにもおやつにもなるグラノーラ。朝食に活用している人も多いこのカテゴリーに、ケロッグからインパクト大の新商品「ポップコーン グラノラ」が登場しました。この2月下旬から、全国のスーパーやドラッグストアなどで販売されています。
コーンフレークはシリアルの定番ですが、同じ原材料から作られるポップコーンというのはありそうでなかった新発想。果たしてその相性は、そしてどんな味わいなのか。アレンジなどもいくつか試しつつ、おいしさに迫ります。
甘香ばしさと栄養価をしっかり両立
パッケージは、ポップさや爽やかさなどを演出するミントグリーンがメイン。このデザインもグラノーラとしてはなかなかユニークです。味は「キャラメルフレーバー」で甘く香ばしいイメージですが、グラノーラの魅力である栄養価も両立。6種のビタミンと鉄分を豊富に含み、適正糖質量のロカボも実現されています。
ポップコーンには「マッシュルーム型」と「バタフライ型」の2種類があるのですが、同商品に採用されているのは前者。よりふわっと軽い「マッシュルーム型」に、ザクザクしたグラノーラをブレンドしています。
なお、ポップコーンには油が使われていません。高温空気で加熱しふくらませたあとに、調味シロップを4種の穀物と混合して焼成する2度加熱の手間をかけることで、新しい食感を実現しているそうです。キャラメルポップコーンはおなじみの味ですが、グラノーラとなるとどうなるのか。いよいよ食べてみます。
ポップコーンとそれ以外のシリアルは、キャラメルコーティングで一体化しているものがあれば、そうでないものも。大小多彩で、このメリハリが好アクセントになっています。また、甘味が濃すぎないので重さも感じません。さらに、塩のニュアンスも感じられるので味わいに奥行きがあり、香ばしさと相まって全体的にバランスのいいおいしさだと思いました。
朝は爽快なおはようを、夜は贅沢なチルタイムを約束
ここからは、様々なアレンジを試してみます。まずは大定番の牛乳とヨーグルト。ヨーグルトはフルーツ系のグラノーラとは相性抜群ですが、キャラメル風味とはマッチするのでしょうか。
牛乳は「ポップコーン グラノラ」全体の味をマイルドにする方向性で、やはりベストマッチ。甘香ばしいキャラメルフレーバーが牛乳のミルキー感とひとつになり、期待通りの安定感ある味わいです。
そして、ヨーグルトのほうはある意味意外。酸味とキャラメルの甘香ばしさがケンカするのでは?と思いましたがそんなことはありません。乳酸の爽やかさがキャラメルフレーバーにプラスオン。また、冷たいヨーグルトと常温の「ポップコーン グラノラ」の対比、とろとろのヨーグルトとザクザクの「ポップコーン グラノラ」の対比が好アクセントになり、個人的にはミルクよりも好きな組み合わせだと思いました。
次はちょっと大人なアレンジ。乳製品つながりで、クリームチーズと合わせてみます。クリームチーズは適度な粘度があるので、「ポップコーン グラノラ」を表面がしっかりキャッチし、カナッペ感覚で味わえます。
これもイイですね。チーズのコクと塩味に、「ポップコーン グラノラ」の甘さがマッチ。また、チーズのまろやかな口どけとグラノーラのカリサク感とのメリハリも秀逸。塩味が強く感じる場合は、はちみつなどをかけるといいでしょう。すごくナイスなつまみになると思ったのですが、ということで次のペアリングはお酒です。とうもろこしつながりで、コーンを原材料とするバーボンウイスキーと合わせました。
バーボンは、コーン由来のたくましい風味が絶妙。特にこの組み合わせはバーボンならではのクリーミーなニュアンスと、「ポップコーン グラノラ」のキャラメルフレーバーがマッチしてたまりません。ストレートやハイボールでもよく合うと思います。
最後は、パッケージ裏面にも載っている推奨アレンジの、アイスクリームへのトッピングを試してみました。
これも間違いない組み合わせです。キャラメルの甘香ばしさと、バニラアイスのクリーミーな甘味が至福の一体感。「ポップコーン グラノラ」は甘さが控えめで塩味もあるので、バニラアイスのストレートな甘さとは余計に合います。このアイスアレンジや、クリームチーズアレンジを、バーボンとのペアリングに用意すると、それだけで贅沢なチルタイムになるでしょう。
キャラメルポップコーンとバーボンのペアリングは個人的に昔から実践していましたが、「ポップコーン グラノラ」でも同様に調和します。もちろん朝や、日中の間食時にもオススメ。全時間帯で活躍してくれる汎用性の高い新作シリアル、ぜひ試してみてください。
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