本日は東京・笹塚の「柳屋」を紹介します。笹塚で42 年間営業を続ける同店は、昔ながらの関東系濃厚つゆが味わえる貴重な店。現在は二代目の女性店主が切り盛りしており、いまも先代の味を忠実に守り続けています。
感動の濃厚つゆが味わえる“歴史遺産的”立ち食い店
かつおとさばの荒削り節と北海道産昆布でだしを取り、だしとかえしを合わせてから少し置き、継ぎ足して使うことでコクを出している。つゆはしょうゆの香りと色が濃厚だが、飲めば甘辛い味とだしのうまみに感動。麺はそんな濃厚つゆに合う、モチモチのゆで麺だ。
天ぷらの種類も豊富で、かき揚げやソーセージ天、じゃがいも天など15種類前後が並ぶ。薬味には、玉ねぎとねぎをミックス。ねぎの辛味に玉ねぎの甘みが加わり、つゆがやさしい味になる。これも先代考案の味だ。
厳選素材を使い、昔ながらの味とスタイルを守る「柳屋」は、まさに〝歴史遺産的〟立ち食いそば店のひとつといえる。