グルメ
2016/8/13 13:00

大熱戦の「グルメバーガーグランプリ」をレポート! 編集部注目のハンバーガーを評論家が徹底解説

8月31日まで開催中の六本木グルメバーガーグランプリ2016! 今日も熱戦の舞台・六本木ヒルズよりお送りしますーー。

 

六本木ヒルズと周辺の飲食店・27店が参加し、2部門・32品のバーガーで競う真夏のバーガーバトル! 今日はGetNavi編集部の「気になる」バーガーと、ハンバーガー専門家・松原好秀が「こんなバーガーあり?」と度肝を抜かれた奇想天外な一品をご紹介します。

 

六本木グルメバーガーグランプリの参加店・参加方法については前編をご覧ください。

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■GetNavi編集部の気になる2

 

すべては焼き方で決まる!

<レギュラーメニュー部門>

37 ステーキハウス&バー

「37クラシックバーガー」 1800円(土日祝は1836円)

昨年のレギュラーメニュー部門王者「サーティーセブン」は2010年にオープンしたステーキハウスです。160席の広々とした店内には個室もあり、ゆったりと食事が楽しめます。

 

何を食べるべきか、チーフレセプショニスト・古平真理子さんに注目のメニューを聞いたところ、まず挙がったのが豪州産ブラックアンガスビーフの35日間熟成「リブステーキ」650グラム(8900円)。そして、21日間熟成のオーストラリア和牛による「ポーターハウスステーキ」1000グラム(2万4000円)。骨を除くと900グラム、すなわち2ポンドステーキ! サーロインとテンダーロイン、2種類の肉が楽しめます。

 

グランプリは特別限定メニュー部門「スモークチーズとクリスピーベーコンのライ麦バーガー」、そしてレギュラーメニュー部門は昨年と同じ内容のメニュー「37クラシックバーガー」で連覇をねらいます。お店推奨のアボカドトッピングはプラス220円で。

 

参加全27店中で唯一の「炭火焼き」の店です。焼き上がりの見極めは熟練の技。「お肉の赤味が少し残るくらいの『ミディアム』で提供しているので、焼き過ぎても、レア過ぎても最高の状態ではありません」とその難しさを古平チーフは語ります。

 

このバーガーは実にシンプルーー焼き方「命」!  勝負はその一点に集約されます。

 

肉は産地を決めずにその時々の良いものを使用。グランプリにはサイズ180グラムでエントリーしています。焼き込んだゴツゴツとした表面。裂け目から除く中心の赤。塩コショウを強くドライにきかせたところへ、トマト以下の野菜が適度な水分を補います。

 

新宿「峰屋(みねや)」の特製バンズは味の主張をグッと抑え、程よい甘味を肉に合わせるみごとなアシストぶり。添えられたエストラゴンマヨネーズは使わなくても十分でしょう。コゲ味の芳ばしさ”だけ”で食べられる一品!

 

パティ中心部のやわらかさと、火が強く入った部分の噛み締める繊維質な食感との差に注目です。焼いた肉をパンに挟んだだけの、これぞ王道中の王道ーー連覇なるか?!

 

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【SHOP DATA】

37 ステーキハウス バー

エリア: 六本木けやき坂通り 2F

提供時間: 11:00~LO14:30、土日祝11:00~15:00

 

 

ハンバーガーとは「ビーフパティをバンズに挟んだ食べ物」であると私は定義しています。「牛肉の食べ物」です。ですから次の「MARUGOバーガー」は本来の「ハンバーガー」とはまた違うものですが、そこは年に一度のお祭りです。形式にとらわれず自由な発想で挑んだメニューとして注目してみましょうーー。

 

ワインバルが仕掛ける攻撃的な一品

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<特別限定メニュー部門>

シャポー マルゴ

「MARUGOバーガー」 1500円

「CHAPEAU MARUGO」は新宿三丁目に本店を持つワインバー&カフェです。六本木ヒルズには12年にオープンして今年で4年目。グランプリには昨年の第2回より参加し、特別メニューのスライダー(ミニバーガー)で終盤に猛烈な追い上げを見せました。

 

バーより「バル」と呼ぶ方がふさわしいお店です。ワインの品揃えは300種以上。グラスワインも白赤6種類ずつと豊富で、ブレンドでない単一品種のワインを中心に取り揃えています。フードメニューはイタリアンがベース。今年の特別限定メニュー「MARGOバーガー」も洋食の経験を積んだシェフのアイデアによるものです。

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メニュー紹介には「合挽き」とありますが、「ポークパティ」と呼ぶ方が正確でしょう。イタリアの銘柄豚「ドルチェ・ポルコ」だけでパティを作ろうとしたところ、脂分が足りずにパサついたため、仔牛肉とケンネを加えて脂を補いました。豚7割・仔牛3割、サイズ150グラムのパティです。中にセージ(香草)も加えています。

 

イタリア産のセルバチコ(ワイルドルッコラ)を下に敷き、上に半熟卵。そこへ別添えのブルーチーズソースをたっぷり垂らします。その流れ出すサマが「おいしそうだ」とゲットナビ編集部内でも好評でした。ブルーチーズは辛口のゴルゴンゾーラ「ピカンテ」を使用。ピリリとしつつも香ばしいおいしさです。

 

バンズは特注のソフトカンパーニュ。裏にたっぷり塗られたガーリックバターが強烈!  しびれるほどの辛さ! 8種類の野菜が入った自家製ピクルスは箸休めに欠かせぬ存在になることでしょう。

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守るべきハンバーガーのスタイルを持たないことを強みに、思う存分に暴れまくった攻めの一品。ここまでの迫力とは、正直想像を超えていました。

 

夕方17時から1日限定10食の提供です。「連日ほぼ完売している」と、この7月に店長に就任したばかりの岩澤綾香・新店長は手ごたえを強く感じている様子でした。19時を過ぎると売り切れの可能性があるので「ご予約ください」とのこと。強気に攻めまくるポークパティのバーガーが、メトロハットの地下2階より旋風を巻き起こします!

 

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【SHOP DATA】

シャポー マルゴ

エリア: メトロハット/ハリウッドプラザ B2F

提供時間: 17:00~LO23:30

 

 

■ハンバーガー探求家・松原好秀もビックリのユニークな一品

ここからはちょっと番外編ーー。

 

繰り返しますが、ハンバーガーは「牛肉の食べ物」です。ですが近年、健康志向の高まりなどから、肉を使わず、代わりに野菜や豆類などでパティを作った「ベジバーガー」が流行り、アメリカの大手バーガーチェーンの定番メニューに加わるなどの広がりを見せています。次にご紹介するバーガーもそんなベジタリアンメニューのひとつ……。

 

それは皿の上のテーマパーク!

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<レギュラーメニュー部門>

ミスターファーマー 六本木

「マッシュルームとケールのヴィーガンバーガー」 2041円

最後にご紹介するのは、先月7月23日にオープンしたばかりの新店です。「畑の伝道師」として知られる渡邉明シェフが送る”お野菜カフェ”「Mr. FARMER」。表参道・新宿に続く、六本木ヒルズは3店目のお店です。

 

「美と健康は食事から」をテーマに”野菜を食べる店”をあまた展開してきた渡邉シェフ。なかでも、このミスターファーマーは「もっとカジュアルに」野菜を食べようというコンセプトの”お野菜カフェ”。全国50軒の契約農家から毎日新鮮な野菜を取り寄せています。

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グランプリにエントリーした「マッシュルームとケールのヴィーガンバーガー」はレギュラーメニュー。ヴィーガンとは肉類に加え、卵や乳・チーズなど動物由来の食品を一切使わない食事/生活様式のこと。そんなヴィーガン向けのバーガーがミスターファーマーには常時2品あります。そのうちの「マッシュルーム……」で今年初参戦をはたしました。

 

「肉を使わないから」と地味なものを想像したら間違い。運ばれてきた皿を見れば……この盛りの派手さ! 特別限定メニューではありません。これはレギュラーメニューです。つまり毎日がカーニバルのようなお店です。

 

パティの代わりは静岡産のジャンボマッシュルーム。サイズは100グラム前後あります。素揚げしたのち、テリヤキソースに漬けてオーブンへ。仕上げにさらにテリヤキソース、そしてソイマヨネーズがかかるのでこれが甘い!

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バンズもバター不使用。下に敷いた緑は静岡産の無農薬のケールをガーリックソテーしたもの。フライドオニオンと信州の農家から送られてきたトウモロコシが、上から派手に散らしてあります。付け合わせのウェットなナチョスは、チーズの代わりにカシューナッツで作ったソースを使用。

 

見た目に負けず味付けもド派手! 「ヴィーガンを知らなくても楽しんでいただけるメニューです」とPR担当マネージャー・別所里香さんは自信を覗かせていました。それにしてもこの迫力……審査にビジュアル部門があればグランプリを獲っていたかも知れません。きっと彦摩呂さんならこう叫ぶでしょうーー「皿の上のテーマパークや!」

 

【SHOP DATA】

ミスターファーマー 六本木

エリア: ヒルサイド B2F

提供時間: 11:00~LO22:00

 

そんなミスターファーマーには持ってこいの企画、「おいしそう!」「楽しそう!」なバーガー写真を投稿して競う「六本木グルメバーガーフォトジェニック大賞」も同時開催。見て、撮って、食べて、投票して、アツい! 六本木グルメバーガーグランプリ2016は8月31日まで六本木ヒルズで開催中です!

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