グルメ
立ち食いそば
2016/8/20 11:00

【立ち食いそばまとめ】女性でも気軽に入りやすい雰囲気の激ウマ店5選

手早く安く食べられることから、都心を中心にニーズが高い立ち食いそば。GetNavi webでは、これまで選りすぐりの立ち食いそば屋を紹介してきましたが、今週はどんなお店がピックアップされたのでしょうか。立ち食いそばというと、どうしてもビジネスマンが多いイメージですが、ここでは女性、そして若い世代でも気軽に入れるお店を紹介します。

 

【その1】エッジの立った細麺に恐れ入った! ハイレベルなそばで愛される「やしま」/西葛西

↑店の前に仕切りはなく、暖簾をくぐったすぐ先がカウンターとなっている
↑店の前に仕切りはなく、暖簾をくぐったすぐ先がカウンターとなっている

 

朝と昼の2回、主にかつお本枯節でだしを取り、自家製のかえしを合わせたつゆは、だしの香りとコクが濃厚。甘すぎず辛すぎず、深みのある味だ。

↑春菊天そば(400円) 春菊天がつゆに溶けかかったところをそばと食べると最高。春菊の苦みが爽やかだ
↑春菊天そば(400円) 春菊天がつゆに溶けかかったところをそばと食べると最高。春菊の苦みが爽やかだ

 

天ぷらは揚げてから30分以上経ったものは出さない。そもそも客の回転が早く、常時ほぼ揚げたて状態。品数もかき揚げ、春菊天、鶏天など豊富だ。

↑ごぼう天そば(380円) 色白のごぼうで彩りがいい。シャキシャキ食感で甘みもある
↑ごぼう天そば(380円) 色白のごぼうで彩りがいい。シャキシャキ食感で甘みもある

 

同店は、多少並んでも待つ時間は少ない。常連客はせっかちで、注文から食べて帰るまでが3~4分ということも多いのだ。しかも〝通〟はだし引きたて、天ぷら揚げたての朝一番にくるというから恐れ入る。

 

 

【その2】カラッと揚がった天ぷらが甘辛つゆ&細麺にマッチ! 若者やビジネスマンに愛され続ける「信州屋 渋谷店」/渋谷

↑店 頭にはメニューのサンプルをディスプレイ。町 のそば店風の親しみやすい外観だ。
↑店頭にはメニューのサンプルをディスプレイ。町のそば店風の親しみやすい外観だ

 

客の年齢層は幅広い。大学生が大盛りそばを食べている横で高齢の男性が天ぷらそばに舌鼓を打っている。ご飯ものやセットメニューも豊富で、がっつり食べたい人にもオススメだ。

↑冷やしかき揚げそば(380円)。きつね色のかき揚げは衣が香ばしく、甘め のつゆと細麺とのバランスが絶妙

 

そばはコシの強い細麺で、箸で持ち上げるとその長さに驚く。だしはかつお節、宗田節、さば節などを配合し、ほどよいコクがある。かえしはやや甘辛で、しっかり味のつゆに仕上げた。

↑いか天そば(440円) いか天は、衣が厚めでボリューム満点。サクッと柔らかないかがうまい!

 

天ぷらは揚げ置き。ごま油で揚げるためカラッとしていて、衣には甘みがある。この天ぷらにはファンが多く、夏は「冷やしかき揚げそば」、秋冬は「かき揚げそば」が一番人気となる。

 

 

【その3】ボリュームも味も文句なし! 人形町近辺で安旨そばを食べたいなら「きうち」で決まり!!/人形町

↑黒い壁に白いのれんの組み合わせが大人の雰囲気を演出
↑黒い壁に白いのれんの組み合わせが大人の雰囲気を演出

 

同店のそばは、やや平打ちの田舎風。モチモチ食感で食べ応えがある。透明感のあるつゆはかつおの風味が濃厚でしょっぱすぎず、ほのかに甘い。

↑ゲソかき揚げそば(480円) 紅しょうがが入ることで、味のアクセントになると同時に彩りもプラス。大盛りのねぎもうれしい
↑ゲソかき揚げそば(480円) 紅しょうがが入ることで、味のアクセントになると同時に彩りもプラス。大盛りのねぎもうれしい

 

「ゲソかき揚げそば」は店の一番人気で、丼の真ん中に鎮座したかき揚げは厚みもたっぷり。具材はペルーいかのゲソと紅しょうが、玉ねぎなどで、大ぶりにカットしたペルーいかが柔らかくて美味。紅しょうがのピリッとした辛さもいいアクセントになっており、刻みねぎのボリュームも申し分がない。

↑「とりそば」はうまみたっぷりの鶏肉がどっさり。別皿の柚子こしょうを付けると味わいがさらに増す
↑とりそば(450円) うまみたっぷりの鶏肉がどっさり。別皿の柚子こしょうを付けると味わいがさらに増す

 

客層は大学生から年配者まで幅広く、女性客も多い。店外にはテーブル席(立席)もあり、晴れた日にはここで下町風情を味わいながらそばをすするのもオツなものだ。

 

 

【その4】超激戦区浅草橋で圧倒的支持を集める「きらく蕎麦おがわ」/浅草橋

↑同店は元々書店だった建物をそのまま使っている
↑同店は元々書店だった建物をそのまま使っている

 

同店のそばは生麺を使用。少人数分をこまめにゆでて冷水でしっかり締めている。麺は細身でピッと角が立っており、もりそばは抜群のコシ。温そばも素晴らしいのどごしだ。

↑天玉そば/温(460円) かき揚げの具は春菊、ねぎ、にんじん。衣に空気を取り込む揚げの技術が秀逸だ
↑天玉そば/温(460円) かき揚げの具は春菊、ねぎ、にんじん。衣に空気を取り込む揚げの技術が秀逸だ

 

一方、かつお節、宗田節、さば節などで取っただしは香り豊かでコクも深い。これに自家製のかえしを合わせたつゆはやや濃いが、辛すぎず大満足だ。

↑とろろせいろ(440円) つゆにたっぷりのとろろとウズラの卵の黄身を入れた一品
↑とろろせいろ(440円) つゆにたっぷりのとろろとウズラの卵の黄身を入れた一品

 

人気のメニューは「かき揚げそば」や温泉卵が入った「天玉そば」。かき揚げはつゆに入るとほぐれる、ゆるめの揚げ上がりが特徴だ。串揚げ店として営業する「夜の部」も好評である。

 

 

【その5】クオリティの高さに脱帽! 開店と同時に行列ができる「蕎麦一心たすけ 田町店」/三田

↑田町店は三田駅A3 出口を出てすぐ の場所に立地
↑田町店は三田駅A3 出口を出てすぐの場所に立地

 

そばはつなぎに卵ととろろを使用した、細めでコシがある自家製麺。生麺ゆでたてが基本だが、混雑時も客の入りを予測してゆでるため、ほぼゆでたてが食べられる。つゆは厚削りのかつお節、宗田節、さば節のだしを使い、さっぱりとしてコクのある味に仕上げた。

↑紅しょうが天そば(420円) はきざみ紅しょうがをか き揚げに。紅しょうがの酸味と辛味がクセにな る。
↑紅しょうが天そば(420円) きざみ紅しょうがをかき揚げにした一品。紅しょうがの酸味と辛味がクセになる

 

また、同店では天ぷらそばの食券を買うと、カウンターに並んだ天ぷらから好きなものを選べるのがいい。オススメは紅しょうが天で、温そば・冷そばのどちらに合わせても抜群にうまい。

↑特選たすけそば/冷(500円) 油揚げ、揚げ玉、なめこ、おろし、温玉など具だくさん。
↑特選たすけそば/冷(500円) 油揚げ、揚げ玉、なめこ、おろし、温玉など具だくさん。

 

店内は清潔感にあふれ、女性や若者も入りやすい。「蕎麦一心たすけ」は、心地よい空間で絶品そばが食べられる立ち食い界の“優等生”といえる。