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2021/6/17 19:20

“プレミアム茶割り”と言いたいリッチな味。香るボトルの「アサヒ月庵 緑茶割り」がセブン-イレブンから限定発売

RTD(=Ready To Drink、開封してすぐ飲めるドリンク)ではレモンサワーが人気ですが、緑茶割りも一定のファンがいて見逃せないカテゴリーです。この度、1都4県(東京・神奈川・千葉・埼玉・静岡)のセブン-イレブン限定で「アサヒ月庵 緑茶割り」が新発売されました。ルックス的には上品さや渋さを感じますが、中身はどうなのでしょうか。レポートしていきましょう。

↑「アサヒ月庵 緑茶割り」。400ml入りで199円(税込。以下同)、アルコール度数は4%

 

甘くまろやか。上品な渋味が抜けるリッチな味

プレスリリースによると「アサヒ月庵 緑茶割り」の特徴は、煎茶、玉露、かぶせ茶という3種類の国産茶葉を低温で長時間かけてじっくり抽出たことにより、緑茶のまろやかなうまみと滋味深い渋みを楽しめるところ。香料を使わず、茶葉由来の自然な味わいや香りを感じられるのも魅力とのことです。

 

容器には、リキャップ可能な口の広いボトル缶が採用されています。これは、茶葉がもつ華やかで深みのある香りを最大限に感じられるという点と、自分のペースに合わせてゆっくりと味わうことができるというメリットを狙ったもの。

↑アルコールは国内製造の焼酎がベース。また、逆さにしてから飲むことを推奨しているのは、それだけ茶葉のうまみが濃いため、よく混ぜるのがオススメということでしょう

 

なお、アサヒの広口RTDでは、プレミアムレモンサワーと言える「アサヒ ザ・レモンクラフト」シリーズも。これは鮮烈なレモンフレーバーが圧倒的で、贅沢なプロダクトとそれに見合った高めの価格が特徴。「アサヒ月庵 緑茶割り」も同様のブランディングを感じますが、香りや味はどうでしょうか。

↑色味はやや濃いめで、贅沢感は十分。期待が高まります

 

まずは香りを嗅いでみると、緑茶ならではの青々しさや甘みを感じます。そして一口飲んでみると、味わいとしても甘やかさやまろやかなタッチが印象的。酸味は穏やかで、キレがありながら余韻として上品な渋味が抜けていきます。

↑ベースの焼酎はクリアで、茶葉のうまみが全面に出てくる印象。総じてリッチな味わいです

 

また、100mlあたり25kcalあるものの、甘さはなく、食事と相性がいいことは確実。セブン-イレブン限定発売ということで、「セブンプレミアム」の惣菜を数種合わせてみました。

 

あっという間に飲み切れる吸い込みの良さ

選んだのは3つ。あっさり系の「6種具材のお豆腐とひじきの煮物」(213円)、酸味のある「野菜と食べる砂ずりポン酢」(246円)、こってり系の「牛塩ホルモン炒め」(429円)です。

↑緑茶割りと料理の相性の良さを改めて検証!

 

「6種具材のお豆腐とひじきの煮物」は、素朴の素材な味を甘じょっぱく味付けしたザ・家庭料理といえる一品。この繊細さを「アサヒ月庵 緑茶割り」のソフトな味が生かしつつ、しっかり寄り添います。例えばこれが、甘みの濃いベリー系の炭酸サワーや渋味の強い赤ワインだった場合はこうはなりません。

↑無炭酸でやさしい味わいの、緑茶割りならではのグッドフィーリングです

 

次は「野菜と食べる砂ずりポン酢」。うん、これもかなり良いです。爽やかな素材の味に、ポン酢がさらにさっぱり感をプラスした料理ですが、「アサヒ月庵 緑茶割り」を合わせると茶葉のまろやかな甘味が際立ち、全体のまとまりがアップします。

↑「アサヒ月庵 緑茶割り」の風味は、酸っぱい料理とも見事に調和。酸味系全般に合うと思います

 

最後は「牛塩ホルモン炒め」ですが、これもナイス。3種の茶葉の適度な渋味が、牛肉のコク深いうまみや脂の濃厚なオイル感をしっかりリセットしてくれます。

↑辛味は緑茶のまろやかなタッチが包み込むので、これも絶妙

 

気が付いたら400mlでもあっという間に飲み切ってしまう、吸い込みのよさ。これは炭酸がなく、アルコール度数が4%というのも影響しているでしょう。今回は夏のシーンを想定して冷やして飲みましたが、常温でも円熟味が前に出ておいしいと思います。

 

緑茶割りは冒頭で述べたように一定のファンがいるカテゴリーで、筆者の知人の中には「あらゆる酒のなかで緑茶ハイ(緑茶割り)が一番好き」という人もいます。近年では100種類のお茶割りに特化した「茶割」という専門店が登場するなど緑茶割りのポテンシャルは高く、販売地域の拡大も考えられるでしょう。「アサヒ ザ・レモンクラフト」もセブン-イレブンから先行発売したストーリーを持っていますし、「アサヒ月庵 緑茶割り」の展開にも注目です。